プレミアリーグEASTでは対照的な成績の両者だが……。
安定の市立船橋か、激変の流経大柏か。千葉の覇権は、やはり二強の争いとなった。
第94回全国高校サッカー選手権大会の千葉県予選は、15日(日)に柏の葉公園総合競技場で決勝戦が行なわれる。優勝チームは、年末年始に行なわれる全国大会の出場権を得る。
全国トップクラスの力を誇る両雄が強烈なライバル関係にあるのは、常に冬の決戦を見据えているからだ。両チームが目指しているのは、ともにダントツの日本一。市立船橋の朝岡隆蔵監督は常々「他チームを突き離した存在でありたい」と話しており、流経大柏の本田裕一郎監督も「ただ勝つのではなく、圧倒して勝ちたい」と口にしているだけに、互いの存在は目の上のコブだ。意識するつもりがなくても視界に入って来る、避けては通れない相手だ。今季の最終決戦は、どちらが制するのだろうか。
両者は、昨季以上に対照的な軌跡を描いている。市立船橋は、安定した成績を収めており、順調だ。2年目を迎えたプレミアリーグEASTでは、まだ残り3試合で逆転優勝の可能性も残る4位につけている。夏のインターハイも準優勝の好成績を残した。
選手個々を見ても、FW永藤歩が山形、MF椎橋慧也が仙台への来季加入が内定しており、充実の陣容だ。守備ではリーダーの白井達也が大きく成長し、U-18日本代表DF杉岡大暉らと伝統の鉄壁を築く。攻撃は、ふくらはぎの肉離れを繰り返していた永藤が不在の間に迫力を欠く課題があったが、今予選で永藤が復帰。まだ万全ではないものの、貴重な切り札として機能しそうだ。
一方の流経大柏は、迷走の1年を歩んで来た。プレミアリーグEASTは、一時は最下位に落ちるなど低迷を極め、残り3試合の状況で降格圏の9位と苦しんでいる。インターハイでは予選で市立船橋を破って千葉の覇者となったものの、全国大会では2回戦敗退と元気がなかった。
今季は予選に入ってからも新たにジャーメイン・アレクサンダーが先発で出場するなど選手起用の面で目まぐるしい変化を見せている。速さと跳躍力を兼ね備えたDF本村武揚、強烈なロングスローを見せるFW織田敦暉、ポストプレーからフィニッシュへ持ち込むのが得意なFW兼田晏音陸ら能力の高い選手は揃っているだけに、どうまとめるかが注目だ。
第94回全国高校サッカー選手権大会の千葉県予選は、15日(日)に柏の葉公園総合競技場で決勝戦が行なわれる。優勝チームは、年末年始に行なわれる全国大会の出場権を得る。
全国トップクラスの力を誇る両雄が強烈なライバル関係にあるのは、常に冬の決戦を見据えているからだ。両チームが目指しているのは、ともにダントツの日本一。市立船橋の朝岡隆蔵監督は常々「他チームを突き離した存在でありたい」と話しており、流経大柏の本田裕一郎監督も「ただ勝つのではなく、圧倒して勝ちたい」と口にしているだけに、互いの存在は目の上のコブだ。意識するつもりがなくても視界に入って来る、避けては通れない相手だ。今季の最終決戦は、どちらが制するのだろうか。
両者は、昨季以上に対照的な軌跡を描いている。市立船橋は、安定した成績を収めており、順調だ。2年目を迎えたプレミアリーグEASTでは、まだ残り3試合で逆転優勝の可能性も残る4位につけている。夏のインターハイも準優勝の好成績を残した。
選手個々を見ても、FW永藤歩が山形、MF椎橋慧也が仙台への来季加入が内定しており、充実の陣容だ。守備ではリーダーの白井達也が大きく成長し、U-18日本代表DF杉岡大暉らと伝統の鉄壁を築く。攻撃は、ふくらはぎの肉離れを繰り返していた永藤が不在の間に迫力を欠く課題があったが、今予選で永藤が復帰。まだ万全ではないものの、貴重な切り札として機能しそうだ。
一方の流経大柏は、迷走の1年を歩んで来た。プレミアリーグEASTは、一時は最下位に落ちるなど低迷を極め、残り3試合の状況で降格圏の9位と苦しんでいる。インターハイでは予選で市立船橋を破って千葉の覇者となったものの、全国大会では2回戦敗退と元気がなかった。
今季は予選に入ってからも新たにジャーメイン・アレクサンダーが先発で出場するなど選手起用の面で目まぐるしい変化を見せている。速さと跳躍力を兼ね備えたDF本村武揚、強烈なロングスローを見せるFW織田敦暉、ポストプレーからフィニッシュへ持ち込むのが得意なFW兼田晏音陸ら能力の高い選手は揃っているだけに、どうまとめるかが注目だ。