現地時間１月14日に行なわれたプレミアリーグ第20節で、三笘薫が所属する、勝点27で８位のブライトンは、同28で７位のリバプールとホームで対戦した。

　直近の公式戦３試合で２ゴール・１アシストをマークしている三笘は、５試合連続で先発。一方で、チームの輪を乱す行動が問題視され、退団が濃厚視されているエースのトロサールは、デ・ゼルビ監督の明言通り、ベンチからも外れた。

　立ち上がりから攻勢をかけるブライトンは開始８分、テンポの良いパス回しからマーチがペナルティエリア右でシュートを放つが、カバーに入ったアレクサンダー＝アーノルドにぎりぎりのところでかき出される。

　13分には三笘がスピードに乗ったドリブルで左サイドを突破。ゴール前の好位置でアレクサンダー＝アーノルドの捨て身のファウルを誘えば、18分にもキレのある動きでマティプのイエローカードを誘発する。

　止まらない日本代表MFは、29分にはスルーパスから一気に抜け出し、エリア内で右足を振り抜くも、シュートは大きく枠を外れてしまう。

　なおも押し込んだホームチームは、左サイドハーフの三笘が何度もチャンスを作るが、ネットは揺らせず。スコアレスで折り返すと、後半開始早々の47分にショートカウンターの流れで、三笘がエリア中央へシュート性の絶妙なパスを供給。これをマーチが押し込み、ついに試合を動かす。
 

　先制点を奪い、俄然勢いに乗ったイングランド人レフティは、53分にもファーガソンのラストパスから左足で圧巻のコントロールショットを叩き込み、あっという間にリードを２点に広げる。

　64分には、リーグ戦３試合連発を狙う三笘が左サイドから切れ込み、右足を一閃。しかし、シュートはGKアリソンの正面を突く。

　その後、69分に怒涛の４枚替えを敢行したリバプールの猛攻に遭うも、耐え凌ぎ、81分に途中出場のウェルベックが巧みに流し込み、勝負あり。３－０の圧勝で公式戦３連勝を収めた。

　最終盤まで積極的に攻撃に絡み、大いに存在感を示した三笘は、90分までプレー。ベンチに下がる際には大きな拍手が送られた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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