2023年１月７日、FC東京が新体制発表会を開催した。アルベル監督と岩本輝雄との対談、松木玖生とオカダ・カズチカのスペシャルトークステージなどが行なわれる中、注目を集めたひとりが、今季の補強の目玉と目される仲川輝人だ。今オフ、横浜からFC東京に新天地を求めたアタッカーは、まず背番号について次のように語った。

「23番の印象ですが、東京に来て39番、新しい番号をつけて心機一転という感じです。ミクシィのミクで、ありがとう、サンキューの39です。いろんな意味がこもった番号です」

　また今回の移籍の決め手についてはこうコメントしている。

「東京のビジョンが僕にマッチした。サッカーのスタイル、ポゼッションを貫いている。30歳の区切りとして、大きなチャレンジをこのタイミングでしたくて移籍を決断しました。僕はマリノスで２度リーグ優勝しているので、勝利のメンタリティをチームに還元できればと思っています。プレー面で引っ張っていきたい。練習の態度やファミリー感も大事にしていて、それはマリノスで学びました。ファミリーの力を出していけば優勝できる。それを表現できれば勝てると信じています」
 

　「誰が出てもパフォーマンスは変わらない。自分を犠牲にしてもチームのために頑張る」。そういうところを植え付けたいと新体制発表後の囲み会見で話した仲川はさらに「同じチームになって楽しみな選手は？」との質問についてこう述べた。

「僕は誰とでも仲良くしたいし、誰かというのは決めつけたくない。みんなで仲良くして、いいものを作りたい」  

　「新しいチャレンジの１年となりますけど、僕は東京でのJ!初優勝をまっとうしたいです」と新シーズンに向けての抱負を語った仲川は、アルベル監督の下でも持ち前の攻撃力を発揮できるか。味スタに熱狂をもたらしたい。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

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