[高校選手権準決勝] 岡山学芸館 ３（4PK1）３ 神村学園／１月７日（土）／国立競技場

　１月７日に高校サッカー選手権の準決勝が開催。国立競技場で神村学園（鹿児島）と岡山学芸館（岡山）が対戦した。

　試合はいきなり動く。先手を取ったのは岡山学芸館。開始６分、左サイドからのクロスに走り込んだMF田口裕真が確実なフィニッシュを見せる。

　ビハインドを背負った神村学園だが、慌てずに攻撃を組み立てていく。前半23分にはMF金城蓮央が左サイドから際どいシュートを放つ。キャプテンのMF大迫塁やエースのFW福田師王を軸に相手ゴールに迫るなか、岡山学芸館はコンパクトかつタイトな守備で対抗していく。

　前半33分には神村学園のMF積歩門がペナルティアーク付近からコースを狙ったシュートを放つと、岡山学芸館のGK平塚仁がファインセーブ。見応えある攻防が続くなか、神村学園が同点に追いつく。

　前半38分、金城が渾身のミドルシュート。相手GKに弾かれたが、こぼれ球に素早く詰めた福田が右足でプッシュしてネットを揺らす。前半は１－１のタイスコアで折り返す。
 

　迎えた後半、神村学園が逆転に成功。後半14分、エリア手前の好位置で得た直接FKで、キッカーの大迫が自慢の左足を振る。放たれたボールは相手の壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

　岡山学芸館も負けていない。後半17分、MF山田蒼のクロスを今井がゴールに背を向けた状態で受けると、巧みなトラップから反転して右足シュートを突き刺して２－２とする。

　次にスコアボードを動かしたのは神村学園。後半24分、大迫のCKにDF中江小次郎が豪快なヘディングシュートを叩き込めば、岡山学芸館がすぐさま追いつく。同28分、MF岡本温叶が絶妙なミドルシュートを決めてみせる。

　激しい点の取り合いとなった試合は、90分間を終え３－３と決着はつかず。勝負はPK戦にもつれ込み、岡山学芸館が４－１で制して初の決勝進出を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹！ 初代から最新18代目の凛美まで「歴代応援マネージャー」を一挙公開！