奈良育英戦で光った左足のセットプレー
[高校選手権2回戦] 佐野日大1−0奈良育英/12月31日/味の素フィールド西が丘
拮抗した試合展開が続くなか、最後の最後で勝負を決めたのが佐野日大だった。80+2分、ゴール前の混戦から蹴り込んだ中埜信吾の劇的なゴールで、勝利を掴み取ったのだ。
その決勝点のキッカケとなったセットプレーのキッカーを担当した向井俊貴は、前半から左足の正確なキックを武器にチャンスを演出。何よりFKが得意な印象で、実際、15分、24分にも際どいボールで奈良育英のゴールを脅かした。
試合後、そんな向井に「(FKの)お手本にしている選手はいますか?」と質問すると、以下のように答えてくれた。
拮抗した試合展開が続くなか、最後の最後で勝負を決めたのが佐野日大だった。80+2分、ゴール前の混戦から蹴り込んだ中埜信吾の劇的なゴールで、勝利を掴み取ったのだ。
その決勝点のキッカケとなったセットプレーのキッカーを担当した向井俊貴は、前半から左足の正確なキックを武器にチャンスを演出。何よりFKが得意な印象で、実際、15分、24分にも際どいボールで奈良育英のゴールを脅かした。
試合後、そんな向井に「(FKの)お手本にしている選手はいますか?」と質問すると、以下のように答えてくれた。
「中村俊輔さんや太田宏介選手(町田)を目標にして頑張っています」
そう言う通り、蹴るフォームは中村や太田を彷彿させるものだ。
「中村俊輔さんも太田宏介選手も(FKを蹴る際に)ボールに入る角度が蹴る方向に向かって90度になっていて、そうすると、腰のひねりでカーブをかけられたり、スピードを出せたりできるので、そこは意識しています」
FKの名手と言われる中村や太田から譲り受けたわけではないが、そのFKの威力はおそらく大会屈指だろう。続く3回戦(1月2日)、履正社との一戦でセットプレーのチャンスが巡ってくれば、向井の左足に是非注目してもらいたい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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