「言語道断、恥、はしたない」W杯予選敗退のイタリア、ロッカールームの汚さを母国メディアが酷評!「敗戦の悔しさでは正当化できない」【2022総集編】
カテゴリ:国際大会
2022年12月19日
「敬意を欠いている」
今年も残すところあと2週間を切った。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、カタール・ワールドカップの欧州予選プレーオフでまさかの敗退を喫したイタリア代表がロッカールームを散らかし放題で後にし、非難を浴びた記事を再掲する。
記事初掲載:2022年3月27日
―――◆――◆―――
日本代表チームが試合後にロッカールームを清掃してスタジアムを後にすることが、主要大会のたびに世界で称賛されるのは周知のとおりだ。一方で、2大会連続でワールドカップに出られないことが決まったイタリア代表は、ロッカールームの扱いが悪すぎると母国で批判を浴びている。
イタリアは3月24日のワールドカップ欧州予選プレーオフで北マケドニアに0-1で敗れ、カタールへの切符を逃した。2018年のロシア大会でも予選プレーオフで敗退していたイタリアは、史上初の2大会連続不出場。失意の底に沈んだ。
その落胆から散らかしてしまったということなのだろうか。イタリア紙『Corriere dello Sport』や『fanpage.it』は26日、チームが会場となったパレルモのレンツォ・バルベーラ・スタジアムのロッカールームをあまりに汚いまま立ち去ったと報じ、批判している。
『Corriere dello Sport』紙は「まったくの恥であり、敬意を欠いている。敗退へのフラストレーションや悔しさで正当化できることではない」と自省をうながした。
「連盟はパレルモのスタジアムの運営者に謝罪すべきだろう。選手たちは最悪の姿を残した」
【画像】母国メディアが糾弾!イタリア代表が去った後の汚すぎるロッカールーム
記事初掲載:2022年3月27日
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日本代表チームが試合後にロッカールームを清掃してスタジアムを後にすることが、主要大会のたびに世界で称賛されるのは周知のとおりだ。一方で、2大会連続でワールドカップに出られないことが決まったイタリア代表は、ロッカールームの扱いが悪すぎると母国で批判を浴びている。
イタリアは3月24日のワールドカップ欧州予選プレーオフで北マケドニアに0-1で敗れ、カタールへの切符を逃した。2018年のロシア大会でも予選プレーオフで敗退していたイタリアは、史上初の2大会連続不出場。失意の底に沈んだ。
その落胆から散らかしてしまったということなのだろうか。イタリア紙『Corriere dello Sport』や『fanpage.it』は26日、チームが会場となったパレルモのレンツォ・バルベーラ・スタジアムのロッカールームをあまりに汚いまま立ち去ったと報じ、批判している。
『Corriere dello Sport』紙は「まったくの恥であり、敬意を欠いている。敗退へのフラストレーションや悔しさで正当化できることではない」と自省をうながした。
「連盟はパレルモのスタジアムの運営者に謝罪すべきだろう。選手たちは最悪の姿を残した」
【画像】母国メディアが糾弾!イタリア代表が去った後の汚すぎるロッカールーム
『fanpage』も、代表チームのロッカールームではなく「レイブパーティーの後」みたいだと非難。「言語道断、恥ずべきで、はしたない」と酷評し、「選手たちは最悪の醜態をさらした。ああ、こっちは世界レベルだ」と、皮肉をまじえて自国の代表チームをこき下ろしている。
一方で、予選敗退という結果から、チームを汚い言葉でなじることも正しくないのは言うまでもない。マルコ・ヴェッラッティは26日、インスタグラムで「全員を罵倒することが最善だとは思わない。僕ら全員が全力を尽くしたからだ(残念ながら及ばなかったが)」と訴えた。
「特に、若手選手たちのことはそっとしておいてくれ(それでも罵倒したいなら、僕たち“ビッグ”にしてくれ)。僕たちも君らみんなと同じ人間であることが時に忘れられてしまうものだからだ」
ヴェッラッティは「残念ながら、人生もサッカーも、いつも期待どおりにはいかない。それぞれの夢や目標どおりにはいかない。今は失望が大きい。でも、僕たちは仕事で、情熱で、ハートで、どんなことも可能だとすでに示してきた」と述べている。
「だから、昨夏のような素晴らしい勝利の後でも、この大きな敗北の後でも、いつも戦い続けなければいけない。サッカーは僕たちの情熱だ。みんなで一緒にまた満足できるように、僕たちは全力を出し続けていくと確信している」
今後のイタリアでまず注目されるのは、ロベルト・マンチーニ監督の進退だ。連盟が続投を望む一方で、指揮官はこれからのことを明言していない。26日、マンチーニはインスタグラムで「(EURO優勝の)完全な喜びから悔しい落胆となった」と述べている。
「本当に受け入れがたい。だが、人生における敗北も、人として、スポーツマンとしての健全な成長過程の一部だ。時間をかけて考え、明晰に理解しよう。今は再び顔を上げ、未来のために働くことだけが正しい」
2014年のブラジル大会を最後に、最速でも12年間ワールドカップの舞台から遠ざかることになったイタリアには、どんな未来が待っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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一方で、予選敗退という結果から、チームを汚い言葉でなじることも正しくないのは言うまでもない。マルコ・ヴェッラッティは26日、インスタグラムで「全員を罵倒することが最善だとは思わない。僕ら全員が全力を尽くしたからだ(残念ながら及ばなかったが)」と訴えた。
「特に、若手選手たちのことはそっとしておいてくれ(それでも罵倒したいなら、僕たち“ビッグ”にしてくれ)。僕たちも君らみんなと同じ人間であることが時に忘れられてしまうものだからだ」
ヴェッラッティは「残念ながら、人生もサッカーも、いつも期待どおりにはいかない。それぞれの夢や目標どおりにはいかない。今は失望が大きい。でも、僕たちは仕事で、情熱で、ハートで、どんなことも可能だとすでに示してきた」と述べている。
「だから、昨夏のような素晴らしい勝利の後でも、この大きな敗北の後でも、いつも戦い続けなければいけない。サッカーは僕たちの情熱だ。みんなで一緒にまた満足できるように、僕たちは全力を出し続けていくと確信している」
今後のイタリアでまず注目されるのは、ロベルト・マンチーニ監督の進退だ。連盟が続投を望む一方で、指揮官はこれからのことを明言していない。26日、マンチーニはインスタグラムで「(EURO優勝の)完全な喜びから悔しい落胆となった」と述べている。
「本当に受け入れがたい。だが、人生における敗北も、人として、スポーツマンとしての健全な成長過程の一部だ。時間をかけて考え、明晰に理解しよう。今は再び顔を上げ、未来のために働くことだけが正しい」
2014年のブラジル大会を最後に、最速でも12年間ワールドカップの舞台から遠ざかることになったイタリアには、どんな未来が待っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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