11月30日、森保一監督がスペイン戦前日の公式会見に出席した。

　日本が所属するグループEは、勝点４のスペインが首位、勝点３の日本が２位、同３のコスタリカが得失点差で３位、勝点１でドイツが４位となっている。とはいえ、最終戦ではドイツとコスタリカが対戦し、勝点を伸ばすだけに、日本としては勝利を目指す必要がある状況だ。

　森保監督は会見の冒頭、意気込みを語った。

「明日の準備期間である３日間、今日はまだトレーニングしていないですが、スペイン戦へ向けて良い準備ができていると思います。プレッシャーのかかる試合だと思いますが、自分たちの力を信じて、仲間を信じて戦いに臨んでほしいです。

　重要な試合に変わりありませんが、普段やっている力を100パーセント出してくれれば結果はついてくると思うので、力を発揮できるようにプレーしてもらいたいです。喜んでいただけるような戦いをできるように、共闘をお願いしますと伝えたいです」

　またスペインの印象については「スペインは非常に、戦術的にテクニカルに戦える素晴らしいチームだと思います。ルイス・エンリケ監督の下で、ダイナミックさとテクニカル、戦術的な部分すべて持ち合わせている素晴らしいチームだと思います」と話した。
 

　さらに怪我人に関しても「酒井（宏樹）ができるかどうか、今日の練習に入ってくるので。昨日の練習では外れた選手もいましたが、全員、練習ができる状態」と説明する場面もあった。

　会見の前日、11月29日のトレーニングでは右膝痛の遠藤航、左太もも痛の酒井が別メニュー調整で不在だったが、冨安健洋は公開された冒頭15分ではチームメイトと同じ練習をこなし、復帰の目途が立ったようにも映っていた。

　加えてドイツ戦の勝利に寄せられた称賛、コスタリカ戦の敗戦に対する批判に関しても言及する場面があった。

「まずは称賛も批判もありますし、勝負の世界ですので、勝てば称賛、負ければ批判されるのは当たり前のことと思ってますし、できれば批判はされたくないですが、称賛を含めて日本の皆さんがサッカーに興味を持ってくれて、議論してくれることを嬉しく感じます。

　皆さんの想いをぶつけてくれればと思います。私自身、選手にも伝えていますが、日本の代表として、世界の舞台で戦ううえで日本人の魂と誇りを持って、日本のために戦うことは共有できていると思います。喜んでいただけるように日々、努力して臨むだけかなと考えています」

　スペイン戦は現地時間12月１日（木）22時、日本時間12月２日（金）早朝４時にキックオフされる。

　森保監督がどんなメンバーを送り出すのか注目だ。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト特派）

【W杯PHOTO】現地カタールで日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介！

【PHOTO】カタールW杯のスタンドを華麗に彩る“美しきサポーターたち”を厳選！

【W杯PHOTO】ワールドクラスの美女サポーターずらり！ スタジアムを華やかに彩る麗しきファン厳選ショット！

【W杯PHOTO】必勝のスペイン戦へ超本気モード！トレーニングを行った日本代表！