• トップ
  • ニュース一覧
  • 「僕たちの中で何かが死んだ」サウジに敗戦後、メッシは私の前で耳を疑う言葉を発した。痛恨の黒星を「交通事故と同じ」と表現した意味[現地発]【W杯】

「僕たちの中で何かが死んだ」サウジに敗戦後、メッシは私の前で耳を疑う言葉を発した。痛恨の黒星を「交通事故と同じ」と表現した意味[現地発]【W杯】

カテゴリ:国際大会

リカルド・セティオン

2022年11月26日

「特にけが人もいなくて、チーム全体が絶好調だった」

悲願の世界制覇を目ざすメッシ。まさかの黒星スタートに…。(C)Getty Images

画像を見る

「ワールドカップがこんなひどい始まり方をするとは、思っていなかった」

 アルゼンチンがサウジアラビアに1―2でまさかの逆転負けを喫した後、TVインタビュー用の部屋の端でリオネル・メッシを捕まえた。

「1日前はもっとずっといい試合ができると思っていた。みんなが僕の足が腫れていると噂していたが、そんなことはまるでなかった。調子はすごく良かった。僕だけではない。特にけが人もいなくて、チーム全体が絶好調だった。フィジカル面だけではない、このチームは強いだけでなく皆が親友だ。ひとつにまとまった素晴らしいチームだ。だから絶対によい結果を出せると思っていた」
 
 アルゼンチンの10番は「全世界に敗戦の理由を説明しなくてはいけない。僕たちの中の何かが死んだ。ロッカールームに戻っても、しばらくは誰も何も言葉を発しなかった」と言葉を続けた。

 一瞬、耳を疑った。アルゼンチン人は大きなショックを受けた時に「死んだ」と表現することがある。ただ、メッシがこれほど強い言葉を使ったのを初めて聞いたからだ。ただ、心の中では平静を取り戻していた。
 
「いま落ち着いて自分の中を見つめている。これは交通事故と同じこと。ショックだがこれですべてが終わったわけじゃない。だからアルゼンチンの人々には『落ち着いて』と言いたい。僕たちは必ずより大きくなってピッチに戻るよ」

 アルゼンチンは11月26日、難敵メキシコに挑む。メッシは今度こそチームを勝利に導けるか。

取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

【PHOTO】カタールW杯のスタンドを華麗に彩る“美しきサポーターたち”を厳選!

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち
【関連記事】
「ほぼ平愛梨やった」FIFA国際映像に映ってフォロワー急増の美女サポが話題!「めっちゃかわいい」【W杯】
「とりあえず落ち着いて」本田圭佑が長友佑都の“ブラボー”に意見!「あれをいじる奴が代表内にいないのか…」【W杯】
「誰かわからんかった」「太りすぎだろ」W杯を観戦する元蘭代表スナイデルの変貌にファン騒然!【W杯】
海外大手紙がGS第1戦のベスト11を発表! 日本代表から堂々選出されたのは? 浅野でも堂安でもなく…【W杯】
「日本が上だった。後半の戦術は完璧」なぜドイツは森保Jに敗れたのか。元独代表主将マテウスに直撃!印象に残った選手は?[現地発]【W杯】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ