• トップ
  • ニュース一覧
  • 「ドーハの歓喜」のリアル現地評。前評判と結果の“大きすぎる差”に「ワンダフル!」と各国の記者やスタッフも興奮【W杯】

「ドーハの歓喜」のリアル現地評。前評判と結果の“大きすぎる差”に「ワンダフル!」と各国の記者やスタッフも興奮【W杯】

カテゴリ:日本代表

白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

2022年11月24日

立ち上がって「ワンダフル!エキサイティッド!」

日本の勝利には、各国のサポーター、記者、スタッフなども興奮していた。(C)Getty Images

画像を見る

[カタールW杯・グループステージ第1戦]日本代表 2-1 ドイツ代表/11月23日/ハリファ国際スタジアム
 
 日本代表がドイツ代表を破った一戦は、日本で「歴史的勝利」や「ドーハの奇跡」、「ドーハの歓喜」と呼ばれていると聞く。現地カタールで取材していると、その重みや意義、難易度の高さをより鮮明に感じた。
 
 75分に堂安律が同点ゴールを挙げて以降は、中立のファンや記者がどんどん日本に肩入れするようなる。そして83分に浅野拓磨が決勝点を叩き込むと、階段を挟んで隣に座っていた2人の外国人記者と目が合った。僕が「オーマイゴッド!」と言うと、彼らは立ち上がって「ワンダフル!エキサイティッド!」と叫びながらハイタッチをしてくれた。
 
 試合後も各国の記者が、次々に「おめでとう!」と声をかけてくれた。喫煙所で出会ったソマリア人だという警備員は、「勝っちまったな!すごいぞ!」とご満悦で、さらにスマフォでスペイン対コスタリカのライブ中継を見せてきた。「ほら、いまスペインが4―0だ(最終的には7―0)。日本は次どっちだ? コスタリカ? じゃあ楽勝だろ!」とある意味でこちらよりも興奮していた。
 
 さらにスタジアムのセキュリティー係、メトロのスタッフ、そしてホテルの従業員たちもみんなが「コングラチュレーション!」、「ウイイイイーン!」と声をかけてくれたし、仲良しのイタリア人カメラマンも「アメージング!ファンタスティック!」とSNSでメッセージを送ってくれた。
 
 同じく現地取材していたロシアW杯の初戦も、日本は前評判を覆してコロンビアを撃破。その時も各国の人たちが声をかけてくれたものだが、感覚値としては4年前の3倍はお祝いの言葉をもらっている。ジャイアントキリングはどこの国の人にとっても痛快なようだ。
 
 逆に言えば、日本がドイツを破る可能性はそれだけ低いと見積られていたことの証。実際、試合後に堂安律は「ちょっとヨーロッパがアジアを舐めているところがあるので、ふざけるなって思ってました。フライブルクでも『ドイツ余裕だね』とか色々と言われたので、見返してやろうって」、浅野は「日本がドイツに勝てると信じていた人がどれだけいたか。すごく少ないと思う」と語っていた。
 
 現地ドーハで感じたのは、前評判と結果の大きすぎる差。だからこそ世界中の人が興奮し、お祝いの言葉をかけてくれたのだ。森保ジャパンはこのままカタールW杯のサプライズチームになれるか。
 
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)
 
【W杯PHOTO】ハリファ国際競技場に駆け付けた日本代表サポーターを特集!

【W杯PHOTO】堂安だ! 浅野だ! 日本代表が大金星を挙げた大国ドイツとの歴史的一戦を厳選フォトでお届け!
【関連記事】
【セルジオ越後】森保監督の良い決断で作戦が上手くハマッたドイツ戦。大きな一勝だけど、次のコスタリカ戦を落としたら意味はないよ
【プロ仕様データ検証】全体スタッツはドイツ圧勝も、日本が逆転できた理由?冨安健洋は脅威の数値【W杯】
ドイツ撃破の森保ジャパンに祝福のメッセージが続々!カズや本田圭佑らの声に長友佑都、堂安律らの反応は?
「ノイズになるかだと?」ポルトガル代表指揮官が、会見でC・ロナウド関連の質問にうんざり!「重要なのは選手たちの集中だ」【W杯】
金田喜稔がドイツ戦を斬る!「森保監督の“大胆すぎる”采配。4人以外全員がアタッカー、思わず笑っちゃったよ」【W杯】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ