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「アーセナルと言えばトップ4の固定観念を殺したい」“勝利の伝道者”が鼻息を荒げる!「このチームにはもっと価値がある」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年11月10日

「フットボールでは何が起こるか分からない」

若さ溢れるアーセナルは、シーズン終盤まで勢いを持続できるか。(C)Getty Images

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 王者マンチェスター・シティから加入したオレクサンドル・ジンチェンコが、アーセナルで起こっている変化について語った。英メディア『90min』が11月8日付けで伝えている。

 アーセナルは輝かしい歴史を持つイングランドきっての名門ながら、近年はすっかり中位が定位置に。プレミアリーグ制覇は2003-04シーズンを最後に遠ざかり、現実的な目標はチャンピオンズリーグ出場権が得られる4位以内となっている。

 しかし、ミケル・アルテタ体制4年目を迎えた今シーズンは、開幕から好調を維持。13試合を終えた時点で、直近5年で4度の優勝を誇るシティをかわし、首位に立っている。

 昨シーズンまで名将ジョゼップ・グアルディオラのもと、常勝軍団の一員としてプレーしていたジンチェンコは、勝点3を積み重ねる過程で、古巣に通ずる勝利のメンタリティを感じているようだ。万年中位のクラブにはびこる固定概念を打ち壊すと鼻息を荒げている。

「このグループの人々は特別だ。スタッフから始まり、練習場にいる人たち、ファン、僕たちは毎試合、自分たちを信じている。アーセナルと言えば、『トップ4、トップ4』という言葉をすぐに頭に浮かべる人がいるが、本当にこの固定観念を殺したいし、破壊したい。もっと前を向かないと。このチーム、グループ、ファンには、もっともっと価値がある」
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 もっとも、シーズンはまだ中盤。25歳のウクライナ代表DFは「正直なところ、まだ多くの試合が残っているので、あまり遠くを見たくはない」と、冷静さも忘れない。

「ハードワークが必要だ。(結果は)シーズン終了後に見てみよう。マン・シティやその他のチームに挑戦できるか? もちろん彼らは素晴らしいチームだが、フットボールでは何が起こるか分からない。1試合1試合、1歩1歩進んでいく必要がある」

 ジンチェンコほか、ガブリエウ・ジェズス、マーティン・ウーデゴー、ブカヨ・サカ、冨安健洋と、アーセナルは中堅から若手の野心的な逸材が躍動している。フレッシュさ溢れる面々で、19年にも及ぶ空白期間に終止符を打てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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