第94回全国高校サッカー選手権の各都道府県地区予選は、いよいよ10月24日の青森、秋田を皮切りに続々と代表校が決定する。
 
　青森はすでに、決勝のカードが決定している。今年もその強さをまざまざと見せつけている青森山田が、準々決勝でU-22日本代表の手倉森誠監督の母校である五戸を11-０で破ると、準決勝でも三本木農を５-１で圧倒して決勝進出。対するのは５月のインターハイ予選でも当たっている八戸学院光星だ。その時は０-３で敗れているが、今回はどこまで王者に肉薄できるか注目される。
 
　また秋田は、10月22日に準決勝が行なわれ、秋田商対秋田西、新屋対西目という対戦カードとなっている。インターハイ出場校の秋田商が夏冬連続出場を決めるのか、それとも待ったをかけるチームが現われるのか。決勝は同24日に行なわれる。
 
　翌25日には北海道で決勝戦。24日の準決勝の組み合わせは、札幌大谷対札幌創成、北海対東海大四となっている。夏のインターハイでは札幌大谷が出場の座を勝ち取っているが、今回はどんな結果が待っているだろうか。
 
　その他、全国各地で予選の戦いは進行中だ。東京ではすでにベスト４が決定。東京Aでは、夏のインターハイで全国４強入りを果たした関東一が敗退し、堀越対多摩大目黒、駒大高対都立東久留米総合という顔合わせで４強の戦いが行なわれる。東京Bはインターハイ出場校の國學院久我山が安定した戦いぶりでベスト４。準決勝では、成立学園とぶつかり、準決勝もう一方のカードは帝京対東京朝鮮となっている（準決勝はいずれも11月７日、同14日に決勝）。
 
　今週末からは各地でベスト16、８の戦いが始まる。インターハイ優勝の東福岡は伝習館と対戦。千葉では同準優勝の市立船橋が東京学館浦安、流経大柏が幕張総合といずれもベスト16で実力校の挑戦を受ける。神奈川の準々決勝では、U-18日本代表FWの小川航基を擁する桐光学園が名門の桐蔭学園と激突。注目のカードが目白押しだ。
 

都道府県	決勝日程or代表校	準決勝日程or決勝スコア
北海道	10月25日 札幌大谷×北海	10月24日 札幌大谷１-０札幌創成 北海１-０東海大四
青森	青森山田 （19年連続21回目）	青森山田１-０八戸学院光星
岩手	11月1日	10月27日 盛岡商×盛岡中央 花巻東×遠野
秋田	10月24日 秋田商×西目 （10月26日に順延）	10月22日 秋田商７-１秋田西 西目２-１新屋
山形	10月31日 日大山形×羽黒	10月24日 日大山形１-０山形中央 羽黒３-０鶴岡東
宮城	11月7日	11月3日
福島	11月7日	10月31日 尚志×富岡 学法石川×帝京安積
東京Ａ	11月14日	11月7日 堀越×多摩大目黒 駒大高×東久留米総合
東京Ｂ	11月14日	11月8日 東京朝鮮×帝京 成立学園×國學院久我山
千葉	11月15日	11月8日
茨城	11月15日	11月8日
栃木	11月7日	10月31日 真岡×小山南 宇都宮工×矢板中央
群馬	11月8日	11月1日 桐生一×西邑楽 前橋商×前橋育英
埼玉	11月15日	11月8日
神奈川	11月7日	11月1日 桐光学園×湘南工科 市立東×日大藤沢
山梨	11月7日	10月31日 帝京三×東海大甲府 日本航空×山梨学院
新潟	11月15日	11月3日
長野	11月7日	10月31日 創造学園×松本一 東海大三×都市大塩尻
富山	11月7日	11月3日
石川	11月1日	10月25日 星稜×遊学館 石川県工×鵬学園
福井	11月1日	10月25日 丸岡×敦賀工 武生×北陸
静岡	11月15日	11月7日
愛知	11月14日	11月7日
岐阜	11月14日	11月7日
三重	11月14日	11月7日
滋賀	11月14日	11月7日
京都	11月14日	11月7日
大阪	11月14日	11月8日
兵庫	11月8日	11月3日
奈良	11月14日	11月8日
和歌山	11月14日	11月8日
鳥取	11月1日	10月25日 米子北×鳥取東 八頭×境
島根	11月8日	11月1日
岡山	10月31日	10月25日 作陽×就実 倉敷古城池×玉野光南
広島	11月15日	11月8日
山口	11月15日	11月14日
香川	11月7日	10月31日 寒川×高松工芸 香川西×高松南
徳島	11月15日	10月31日 徳島市立×徳島商 鳴門×城北
愛媛	11月7日	10月31日 帝京五×今治東 松山工×松山北
高知	11月8日	11月3日
福岡	11月15日	11月8日
佐賀	11月3日	10月31日 佐賀商×塩田工 佐賀東×佐賀北
長崎	11月15日	11月8日
熊本	11月14日	11月7日
大分	11月15日	11月7日
宮崎	11月15日	11月8日
鹿児島	11月14日	11月13日
沖縄	11月7日	11月3日