10月29日に開催されたプレミアリーグ第14節で、三笘薫の所属するブライトンは、チェルシーとホームで対戦し、４―１で快勝。ロベルト・デ・ゼルビ監督体制６試合目にして、待望の初白星を挙げた。そして、今季途中にブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜いて以降、無敗を維持していたチェルシーに初黒星をつけている。

　この一戦で、25歳の日本代表アタッカーはプレミアリーグ初先発を飾り、73分までプレー。キレキレのドリブルでレアンドロ・トロサールの先制点をお膳立てしたほか、左サイドを完全に崩してビッグチャンスも作るなど、小さくないインパクトを残した。

　クラブ公式サイトによれば、デ・ゼルビ監督も三笘のパフォーマンスに確かな手応えを感じているようで、試合後にこう評している。

「最初の20分から25分は、ボールを持っている時も、持っていない時も素晴らしかった。私が好む強度でプレーしていた。１対１の場面が多くあり、ミトマと（ソリー）マーチが良くやっていたね。トロサールはファンタスティックだったし、（アダム）ララーナもそうだ。彼らはみんな傑出していた」
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　ホームサポーターも含め、チーム一丸となって掴んだ初勝利だ。イタリア人指揮官は「選手、クラブ、チームで働く人たち、そしてもちろん素晴らしいファンのためにもとても嬉しい。彼らはピッチ上で最高の選手だったからね。私たちをとても助けてくれた」と喜びを口に。ただその一方で、「あまり喜んではいられない」と気を引き締めた。

「次の土曜日はまた別の試合だ。それに私はミスを犯した。相手が戦術的な変更を加えてきたのに、適応できなかったからね。だが、チェルシー相手の４―１は素晴らしい結果だ。みんなが楽しんでくれるのを願うよ」

　初先発で初アシストをマークしてみせた三笘。スタメン定着へ、次は初ゴールに期待だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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