10月２日に開催されたプレミアリーグ第９節で、２位のマンチェスター・シティと、６位のマンチェスター・ユナイテッドが、前者の本拠地エティハドで激突。ベンチスタートが続いている後者のクリスティアーノ・ロナウドは、このマンチェスター・ダービーでも先発を外れた。

　立ち上がりから押し込んだシティは開始８分、ベルナウド・シウバのクロスをフォデンが左足で流し込み、いきなりスコアを動かす。さらに20分にはグリーリッシュの仕掛けから、ペナルティエリア手前でFKを獲得。ギュンドアンが右足で直接狙うが、惜しくも右ポストを叩く。

　ここからハーランドが抜群の決定力を見せつける。まず34分にCKからヘッドで追加点を叩き込むと、その３分後にも、デ・ブライネの絶妙なクロスをスライディングで押し込み、あっという間に２点を奪った。

　止まらないシティは、44分にも、ハーランドのラストパスからフォデンが再びネットを揺らし、大量４点のリードで前半を終える。
 

　ほとんど良いところのないユナイテッドは、後半に入って56分にアントニーがゴール前で得意の左足を一閃。目の覚めるようなゴラッソでようやく１点を返す。ここから一気に攻勢をかけるべく、直後にラッシュフォードとマクトミネイを下げ、マルシアルとカゼミーロを送り込む。

　ただ、昨シーズン王者は決して流れを引き渡さない。64分にセルヒオ・ゴメスのクロスからハーランドが三度押し込み、すぐさま４点差に戻す。今夏に加入以来、ゴールを量産しているノルウェー代表FWは、早くも３度目のハットトリックで、リーグ得点ランキングで２位のケイン（トッテナム）とはダブルスコアの14点目となった。

　ユナイテッドは70分に最後の交代カードを切り、サンチョに代えてフレッジを投入。C・ロナウドは出番なしとなった。

　なおも攻撃の手を緩めないシティは、73分にフォデンが勝負を完全に決定づける一発を奪い、なんとハーランドに続いてハットトリックを完成させた。

　その後、ユナイテッドはマルシアルが84分と90分に、それぞれこぼれ球とPKから２点を返すが、焼け石に水。６―３でタイムアップを迎え、22歳コンビが揃って３ゴールを挙げたシティが、宿敵ユナイテッドを粉砕した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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