J２リーグは10月10日、36節の11試合が開催された。
 
　首位の大宮は、敵地で14位の熊本と対戦したが、０-３で完敗を喫した。番狂わせの主役となったのは、日本代表の兄を持つ清武功暉だ。22分に先制点を決めると、47分にも追加点を挙げ２ゴールの活躍でチームの勝利に大きく貢献した。先日のシリア戦では、兄の弘嗣がダメ押しの３点目の起点となるスルーパスで存在感を見せつけたが、この日は弟が首位叩きで存在をアピールした。
 
　これで熊本は11位にジャンプアップ、大宮は敗れたものの２位・磐田にいまだ勝点９の差をつけて首位をキープしている。
 
　２位の磐田も水戸を相手に１-１のドローと足踏みをした一方で、３位の福岡は５位・千葉との上位対決を１-０で制して勝点３を上積み。磐田に勝点差２と迫った。福岡は鈴木が決勝点を挙げている。千葉はプレーオフ出場圏外の７位に順位を下げた。
 
　また４位のC大阪もホームに北九州を迎え撃ち、60分に田中裕が決勝ゴールを決めて１-０で勝利を飾った。C大阪は福岡を勝点２差で追う。
 
　さらにプレーオフ出場権争いも激化。今節終了時で５位の東京Vから８位の愛媛まで勝点差１以内に４チームがひしめく大混戦となっている。
 
　J２リーグ36節の結果は以下のとおり。
 
札幌 ２-１ 金沢　13:00　札幌厚別
 
栃木 １-１ 大分　13:00　栃木グ
 
京都 ０-０ 岐阜　13:00　西京極
 
讃岐 １-１ 横浜FC　13:00　ピカスタ
 
愛媛 ０-０ 長崎　13:00　ニンスタ
 
熊本 ３-０ 大宮　13:00　水前寺
 
水戸 １-１ 磐田　16:00　Ksスタ
 
東京V １-１ 岡山　16:00　味スタ
 
C大阪 １-０ 北九州　16:00　金鳥スタ
 
徳島　０-１ 群馬　16:00　鳴門大塚
 
福岡 １-０ 千葉　16:00　レベスタ

J２順位表（36節終了時）

順位	チーム	勝点	試	勝	分	敗	得	失	得失差
1	大宮	75	36	23	6	7	61	28	33
2	磐田	66	36	19	9	8	58	40	18
3	福岡	64	36	18	10	8	43	34	9
4	C大阪	62	36	17	11	8	54	32	22
5	東京V	54	36	15	9	12	41	32	9
6	長崎	53	36	13	14	9	34	24	10
7	千葉	53	36	14	11	11	45	36	9
8	愛媛	53	36	15	8	13	35	35	0
9	札幌	48	36	11	15	10	37	33	4
10	岡山	47	36	11	14	11	37	32	5
11	熊本	47	36	12	11	13	36	38	-2
12	金沢	46	36	10	16	10	40	36	4
13	徳島	46	36	11	13	12	30	33	-3
14	北九州	46	36	14	4	18	45	50	-5
15	群馬	44	36	12	8	16	31	46	-15
16	横浜FC	43	36	11	10	15	31	54	-23
17	讃岐	40	36	9	13	14	22	29	-7
18	京都	39	36	9	12	15	38	46	-8
19	岐阜	39	36	11	6	19	34	59	-25
20	水戸	37	36	8	13	15	34	43	-9
21	大分	34	36	7	13	16	34	42	-8
22	栃木	33	36	7	12	17	33	51	-18