日本人４選手が所属するスコットランドの名門セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督の去就に注目が集まっている。

　現地９月11日付けの英紙『The Sunday Times』は、「ブライトンは間違いなくポステコグルー監督を候補者リストに入れており、特に真剣に検討されている有力候補だ」と伝えた。

　三笘薫が所属するブライトンは、トーマス・トゥヘル監督を電撃解任したチェルシーに指揮官のグレアム・ポッターを引き抜かれたため、その後任を探している。その有力な候補のひとりして、日本でもお馴染みの戦術家がリストアップされているようだ。

「このオーストラリア人はブライトンの長期的な候補者のリストに入っており、直近でクラブが作成したという４人の候補者リストからは外れているという報道は、事実とは異なる。ブライトンはこれまでの経歴において、指揮官の実績に感銘を覚えている。

　特に昨シーズン、スコットランドのプレミアシップタイトルとリーグカップタイトルを獲得するため、チームをどのように変化させたか。それだけではなく、メディアにも冷静に対応し、選手たちの信頼も厚い。個人的な資質も評価されているのだ」
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　米スポーツチャンネル『Fox Sports』も「イングランドでの仕事のオファーが検討されているのは確かである」と報道。ただ一方で、「彼の経歴はスコットランドで始まったばかり。この段階でプレミアに行くというのは難しい選択なのではないか」とも綴っている。

　ポステコグルー監督は昨夏に横浜F・マリノスからセルティックにわたり、神戸から獲得した古橋亨梧が大ブレイク。そして前田大然、旗手怜央、井手口陽介を引き抜いた冬の補強も奏功し、２シーズンぶりのリーグタイトル奪回を成し遂げた。

　セルティックは今季もリーグ６戦全勝と好調なスタートを切っており、首位を走っている。チャンピオンズリーグ初戦ではレアル・マドリーに敗れたが、その戦いぶりは現地でも高く評価された。

　果たして、シーズン途中というタイミングでの指揮官交代はあり得るのか。今後の動向は、三笘や、セルティックの日本人カルテットにも大きな影響を与えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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