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“なりふり構わず”の神戸が掴んだ勝点1。キレイでなくても、結果を求める戦いはまだまだ続く

カテゴリ:Jリーグ

白井邦彦

2022年09月11日

吉田監督は前半を「うまくいっていた」と評価

降格圏に沈む神戸は、ホーム名古屋戦では約1か月ぶりとなる無失点で0-0の引き分け。この貴重な勝点1を次につなげられるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第29節]神戸0-0名古屋/9月10日/ノエビアスタジアム神戸

 J2自動降格圏内の17位・神戸が、ホームに名古屋を迎えたJ1第29節。お互いに決定機を決めきれず、スコアは0-0。勝点1を分け合う形で幕を閉じた。

 試合後、名古屋の長谷川健太監督は「神戸はホームでなりふり構わずというところがあったと思う。最後まで戦っていたので簡単ではなかった」と振り返った。

 また、神戸の酒井高徳は「苦し紛れのロングボールになったとしても、セカンドの反応や押し上げ、プレスバックなどの連動をチームとしてやっている。形はキレイじゃないかもしれないけど、お互いを信じ合ってやっている」と話した。

「なりふり構わず」「キレイじゃない」。この試合における、神戸の精神状態をよく表わした言葉だったのかもしれない。

 神戸は前節の京都戦を0-2で落とし、吉田孝行監督は「すごくショック」と振り返った。J1残留を争う直接対決だっただけに無理もないだろう。そして中3日で迎えた天皇杯準々決勝は先発9人を入れ替え、鹿島に0−1で敗れた。

 公式戦2連敗で迎えた今節の名古屋戦は、理想のサッカーは横に置いておいて、とにかく結果だけを求めた。

 そのなかで、前半は足もとの技術が高いGK飯倉大樹を使って数的優位を生み出し、名古屋のプレスを回避して後方から神戸らしいポゼッションゲームを展開した。吉田監督は「前半はある程度ボールを持てていたので、うまくいっていた部分も多かった」と話している。
 
 一方、名古屋の長谷川監督は前半に関して「ボールを持たれていたけれど、深いところまで入られていない。相手のゴールキーパーやセンターバックに持たれてもいいので、守備をしっかりしようと伝えた」と振り返っている。

 どちらの言い分が正解かは分からないが、前半のシュート数は神戸が4本、名古屋は2本だった。

 神戸として惜しかったのは、15分あたりの攻撃。後方でのボール回しから菊池流帆が縦パスを入れ、それを武藤嘉紀がセンターサークル付近で受け取り、ドリブルでゴール前まで運んでシュートまで持ち込んでいる。

 その直後には、カウンターから飯野七聖、佐々木大樹とつないでエリア内に攻め込んでいる。この時間帯にゴールを決めていれば、試合展開は変わっていたかもしれなかった。
 
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