現地時間８月28日に行なわれたブンデスリーガ第４節で、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトはアウェーでブレーメンと対戦し、４－３で勝利。リーグ戦での初白星を挙げた。

　そんななか、注目を集めているのが日本代表MF鎌田だ。数日前からポルトガル紙などを中心に、ポルトガル１部ベンフィカが鎌田の獲得を狙っていると報道。本人も移籍を希望し、個人条件面で合意に達したとされ、クラブ間では移籍金に関する話し合いが行なわれていると伝えられていた。

　直近に移籍が成立するようであれば、ブレーメン戦は欠場の可能性もあった。しかし鎌田は４－２－３－１の左サイドハーフで先発。ダメ押しの４点目をアシストし、フル出場で勝利に貢献した。

　そして試合後、オリバー・グラスナー監督が記者の質問に応じ、鎌田の去就に言及した。現地紙『BILD』や『hessenschau』など複数のメディアが伝えた。
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「ダイチ・カマダが我々とともにいることを、試合前に安堵した。彼とはここ数日、たくさん話をしたよ。ダイチは間違いなく残る。そして、ケビン（・トラップ）も同じだ。主要な選手たちを維持することは、チームにとってとても重要なことだ」

　また、マルクス・クロシェSDも指揮官のコメントをフォローするように、『BILD』に対して「議論にも及ばない」と移籍交渉を否定。「以前、一部のクラブと合意したという報道が出たのは全く別の選手だった。ダイチは我々にとって重要な選手だ。ヨーロッパリーグの優勝に大きく貢献した。彼と一緒にチームが成長していくことが、我々の目標だ」と述べたという。

　ちなみに、マンU移籍が取り沙汰されたトラップは試合後、現地スポーツチャンネル『Sky Sports』ドイツ版のフラッシュインタビューに登場。自身の去就は濁したが、「少なくともダイチには『どこにも行かない』と伝えたよ」とコメント。日本人MFとともにフランクフルトに残ることを望んでいると明かしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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