J１リーグ第２ステージ・12節の新潟対川崎が９月26日、デンカビッグスワンスタジアムで行なわれ、２－１でアウェーの川崎が勝利した。
 
　先手を打ったのは、ホームの新潟だった。開始早々の６分、左サイドでボールを受けた山本が、マークを引きずりながら中央に持ち込み、思い切ってシュートを放つ。これがDFに当たってコースが変わり、GKの逆を突いてネットを揺らした。
 
　この先制点で優位に立った新潟は、やや引き気味に守備に重きを置き、カウンターで追加点のチャンスを狙った。
 
　一方の川崎は、丁寧に横パスをつなぎながら、新潟守備陣の穴を探る。しかし、ボール支配率こそ高いものの、ゴール前での決定的な場面はほとんどなく、シュート２本で前半を折り返した。
 
　後半も川崎がポゼッションで優位に立ち、新潟が守る展開は変わらない。そんななか迎えた62分、新潟のビルドアップのミスを突いた川崎が同点に追いつく。
 
　新潟の前野が出した横パスが流れ、このルーズボールを拾った大島が中村へパス。中村が最終ラインの裏へ浮き玉を送り、見事にコントロールした小林がGKの動きを見極めてループシュートを沈めた。
 
　さらに、川崎は74分に逆転ゴールを見舞う。右ウイングバックのエウシーニョが最終ラインの裏へ抜け出してボールを引き出し、フリーの状態で中央へクロス。これを小林が合わせて２点目を挙げた。
 
　その後、川崎は守備的な選手を投入しながら、新潟の放り込みをしのいで、２－１のままフィニッシュ。リーグ３連勝を飾り、第２ステージ６位に浮上した。