アーセナルは現地時間７月４日、マンチェスター・シティからガブリエウ・ジェズスを完全移籍で獲得し、長期契約を結んだことを発表した。移籍金は4500万ポンド（約74億2500万円）と現地メディアは報じている。注目の背番号は、今夏に古巣リヨンへ復帰したアレクサンドル・ラカゼットの「９」を引き継ぐ。

　25歳のブラジル代表FWは、17年冬に母国のパルメイラスからシティへ加入以来、毎シーズンに渡ってコンスタントに結果を残すも、絶対的な立場は確立できず。新シーズンはアーリング・ハーランドの加入で出場機会の減少が予想されていたなか、以前シティでコーチを務めていたミケル・アルテタ監督が率いる、ライバルクラブへ活躍の場を移すこととなった。

　なお、積極的な動きを見せているアーセナルは、ポルトガル人MFファビオ・ヴィエイラ（←ポルト）、アメリカ代表GKマット・ターナー（←ニュー・イングランド）、ブラジル人FWマルキーニョス（←サンパウロ）もすでに獲得しており、今夏４人目の補強となった。
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　今回の発表を受け、アルテタ監督はクラブを通じて以下のように喜びを語っている。

「とても興奮している。クラブはこんな偉大な選手を獲得するために素晴らしい仕事をしたね。ガブリエウのことは個人的によく知っているし、みんなもすでにプレミアリーグで活躍していることや、ここでも成功することをよく知っている。このポジションは長い間、注視していたし、全員が望んでいた選手を獲得することができたので、本当に嬉しいよ」

　計算できるストライカーが不在だったアーセナルで、G・ジェズスは攻撃の柱としての活躍が期待される。また、いずれも98年生まれのマーティン・ウーデゴーやアーロン・ラムスデイル、冨安健洋ら、主力の大半は20代前半とあって、在籍６年で４度のリーグ制覇を果たしたシティでの貴重な経験も、大きなプラスになるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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