４月３日に開催されたスコットランド・リーグ第32節で、日本人選手４人が所属する首位のセルティックが、勝点３差で２位のレンジャーズと、敵地アイブロックスで対戦した。

　怪我からの復帰が期待された古橋亨梧がメンバー外、井手口陽介はベンチスタートとなるなか、旗手怜央が左インサイドハーフ、前田大然が左ウイングで先発した。

　前回対戦時は旗手の２ゴール・１アシストの活躍で、３―０と圧勝したセルティックだが、この日は開始３分で先制を許す。左サイドからケントにグラウンダーのクロスを送り込まれ、ユベントスから期限付きで加入したラムジーに決められた。

　それでも直後の７分、旗手のミドルシュートをGKマグレガーが弾いたところを、ロギッチが押し込み、すぐさま同点に追いつく。
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　ロギッチは25分にもペナルティエリア内から左足を振り抜くが、枠を捉えられない。36分と40分には前田がビッグチャンスを迎えるも、いずれもマグレガーに阻まれ、フィニッシュまで持ち込めない。

　なおも攻めるアウェーチームは迎えた43分、ついに逆転弾を奪う。FKから最後はカーター＝ヴィッカーズが左足で流し込んだ。
 

　２―１で折り返すと、後半はレンジャーズの反撃を受け、耐える時間が多くなる。62分には２枚替えを敢行し、ビトンとオライリーを投入。代表帰りの旗手と、ロギッチはここでお役御免となった。

　その後もホームチームの猛攻に遭うが、守護神ハートのビッグセーブもあり、同点ゴールは許さない。前田も自陣深くまで下がり、守備で奮闘する。

　結局、試合はこのまま２―１で終了。伝統のオールドファームを逆転で制したセルティックが、宿敵との勝点差を６に広げ、２年ぶり52度目のリーグ制覇に大きく前進した。

　なお、前田はフル出場し、井手口にリーグ戦３試合ぶりの出番は訪れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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