日本代表は先日行なわれたアウェーのオーストラリア戦に勝利し、７大会連続７回目のワールドカップ出場を決めた。３月29日にはアジア最終予選のベトナム戦に臨む。

　対戦を前に、ベトナム・メディア『DanViet』は「今回の試合で、最も警戒すべき日本のスターは３人いる」と伝えた。

「ベトナムとの再戦に臨む日本は、板倉滉、遠藤航、酒井宏樹、大迫勇也、前田大然、古橋亨梧といった柱を怪我や辞退で欠いている。しかし、森保一監督の手にかかると、ハイクラスのスター選手はたくさんいる。ここでは、ベトナムのDFが特に注意し、封じ込めなければならない３人のプレーヤーを紹介する」

　まず名前が挙がったのは南野拓実だ。「現時点では日本代表の中で最も輝くスターである」と評している。
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「アジア最終予選でまだ１ゴールしか決めていないが、このウインガーはどんなDFにとっても常に脅威である。所属するリバプールでは、南野は先発の座を争うのに多くの困難に直面した。しかし、ユルゲン・クロップ監督が彼をピッチに立たせるたびに、この27歳のスターは常に懸命に努力し、『コップ』に一定の貢献をしている。その証拠に、公式戦23試合（917分出場）終了時点で９ゴール・１アシストという記録を残している。

　南野は１メートル74センチという控えめな身長と細い体躯のせいで、プレミアリーグのDFと競り合うと弱気になってしまう傾向がある。だがアジアに戻れば、そのテクニカルなスタイルとスピード、そしてフィニッシュの能力は常に相手を苦しめる」

　さらに、２人目として名前を挙げた伊東純也のことは「カタールW杯行きに最も貢献した人物」としている。

「先のベトナム戦で唯一のゴールを決めたのが伊東だ。最終予選ではチーム最多である４ゴールをあげている。南野と同様、伊東もウイングとしてプレーしている。スピード、テクニック、クロスとフィニッシュの能力がこの29歳の選手の長所だ。ベルギーのヘンクでは公式戦42試合６ゴール・16アシストと、非常に印象的な活躍ぶりだ」

　そして最後に、三笘薫に言及した。

「プレミアリーグのブライトンに所属し、今シーズンはベルギーのユニオン・サン＝ジロワーズにレンタル移籍し、公式戦21試合で６ゴール・３アシストという記録を残している。これまでに日本代表としてはアジア最終予選の２試合しか出場していないが、２ゴールという数字を残し、チームの勝利に貢献している」

　この３人がそろい踏みする可能性もゼロではない。先発メンバーの発表に、ベトナムでも大きな注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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