ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、自身の引き際について語った。英紙『The Sun』が伝えている。

　昨年10月に40歳となったイブラヒモビッチは、度重なる怪我に悩まされ、セリエAで11試合の先発に留まるも、オリビエ・ジルーと並びチームトップタイの８ゴールをマーク。11年越しのスクデット奪還へ、首位を快走するミランで確かな存在感を発揮している。

　また、代表レベルでもまだまだ健在だ。カタール・ワールドカップ（W杯）出場権を懸け、24日にプレーオフ準決勝でチェコと、そこに勝てば29日に決勝でポーランドと戦うメンバーにも名を連ねている。

　年齢をものともせず、トップレベルで活躍を続けるスーパースターだが、引退は少なからず意識し始めているようだ。チェコ戦を前にした会見で率直な思いを明かしている。

「プレーをやめることになると思うと、少しパニックになる。もちろん、苦しまず、ピッチ上で良いプレーをして結果を残せる限りは、できるだけ長く続けるつもりだ。辞めたときに後悔したくないので、自分のキャリアを最大限のものにしたい」
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　さらに、「ユニホームを脱ぐことが悲しいか」と尋ねられた際には、これまでも事あるごとに炸裂させてきた俺様節で、逆にこう言い放っている。

「俺のプレーが見られなくなることは、大きな悲しみになるだろう。俺のような選手は二度と現われないから、今のうちに楽しんでおくんだ」

　レジェンドにとっては、W杯出場はラストチャンスとなる可能性が高いなか、スウェーデンは難敵を連破し、カタール大会の切符を掴み取れるか。なお、イブラヒモビッチは累積警告のため、チェコ戦には出場できない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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