オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督が、カタール・ワールドカップ（W杯）を巡り、国際サッカー連盟（FIFA）を痛烈に批判した。英紙『The Guardian』が伝えている。
オランダはすでにW杯出場を決めており、今代表ウィークではデンマーク（26日）、ドイツ（20日）との国際親善試合を予定しているなか、ファン・ハール監督は21日に会見に出席。その際に中東での開催について意見を求められると、「今、私がそれを馬鹿げていると感じていることは誰もが知っている」と、自らの立場を明らかにしている。
「FIFAはその国のサッカーを発展させるためだと言っているが、でたらめだね。でも、そんなことはどうでもいい。結局、金、商業的な利益のためなんだ。それがFIFAの主な動機だ」
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「サッカーを発展させるためだと言っているが…」
かつてバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどでも指揮を執った70歳の名将は、さらに「UEFA（欧州サッカー連盟）の専門知識を持つ私が、なぜFIFAの委員会のメンバーでないと思う？」と逆質問も。その理由をこう語っている。
「なぜなら、この種の組織に対して常に距離を置いてきたからだ。正しいことではないが、私はカタールについて直接物を言える。この問題を取り除くために世界を助けることにはならないけどね」
酷暑を考慮し、欧州シーズン真っ只中の11月から12月に開催されるカタールW杯。異例の大会を前に、議論が過熱している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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