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「そこにいなくても効果はある」”鬼軍曹”マガト不在のヘルタ・ベルリン、ホッフェンハイムに快勝! 海外メディアが波及効果に感嘆

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年03月20日

13日に就任も、17日にコロナ陽性が発覚

トレーニングで穏やかな表情を浮かべるマガト監督。万全な状態での新天地デビューが待たれる。(C)Getty Images

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 現地時間3月19日、ブンデスリーガ第27節が行なわれ、降格圏に沈むヘルタ・ベルリンはホームにホッフェンハイムを迎え、3-0で快勝した。

 ヘルタは13日に、今シーズン2度目となる指揮官交代を発表。就任したのは、元日本代表の長谷部誠や内田篤人も指導を受けたことがあり、“鬼軍曹”として知られるフェリクス・マガトだ。

 2017年に中国の山東魯能を退団して以降はフリーだったが、今年に入って9戦勝利なしで降格圏に沈むヘルタの監督に就任。さっそく現場で指揮にあたっていたが、17日に新型コロナウイルスの陽性が発覚し、今後しばらくトレーニングや試合での指揮が不可能という状態になっていた。
 
 初陣は先延ばしになってしまったものの、指揮官の熱意はチームに十分伝わっていたのかもしれない。上位争いにあるホッフェンハイムを相手に、ヘルタは3点をもぎ取り、粘り強い守備で完封勝利を手にした。

 現地メディア『Spiegel』は、「マガトがいなくても、マガトの作用は有用であると証明した」と称え、仏紙『L’equipe』も「マガトはどうやら、寝ぼけていたヘルタを叩き起こすことに成功したようだ」と新指揮官就任の影響を報じている。

 ブンデスリーガの残留争いは、勝点26で14位のシュツットガルトから同25で17位のビーレフェルトという僅差の状態が続いており、どのクラブも気が緩められない状況にある。

 果たして、鬼軍曹の喝はチームを残留に導くことができるのか。遠藤航、伊藤洋輝が所属するシュツットガルト、奥川雅也が所属するビーレフェルトを巻き込み、残留争いはさらなる激しさを増しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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