具体的な日程は決まっていない。だが、いよいよそのときは近づいているようだ。

　2022年になって戦列離脱が続いているセルティックの古橋亨梧は、先日から復帰の可能性が取りざたされてきた。一部では、クラブの公式SNS動画にトレーニング中らしき古橋の姿があったことも話題となっている。

　セルティックのOBである元スコットランド代表フランク・マカベニーは、伝え聞いた話として、古橋がインターナショナルウィーク明けの４月３日に行われる宿敵レンジャーズとのビッグマッチに間に合う可能性があると明かした。

　マカベニーは『Football Insider』で「レンジャーズ戦で復帰するとの噂がある。実現すれば素晴らしいことだ」と話した。

「今の選手たちでもレンジャーズを苦しめられるだろうが、キョウゴは彼らよりもさらに良い。彼がトレーニングに戻ったのを見られたのは素晴らしい。知っている人間から、彼が数週間で戻ってくると聞いた。レンジャーズとの試合に間に合うとね。それが本当であることを願っている。彼が出られれば、我々は勝つからね」

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　ただ、これまで具体的な復帰時期を明言してこなかったアンジェ・ポステコグルー監督は、依然として古橋がいつピッチに戻るかを語らない。

　英紙『THE SCOTTISH Sun』によると、指揮官は「彼はケガをしたのであって、誘拐されたわけじゃない」と、冗談を交えながら古橋の状態をこのように話した。

「彼は毎日ここにいる。元気だ。それ（復帰）に向けて仕事している。タイムラインは定めたくない。だが、デイビッド・ターンブルは彼より３、４週間早くに負傷した。彼らは似たようなリハビリをしている。彼はハードワークしている。よくやっているよ。早く戻ってくるのを願っている。インターナショナルウィークの中断も、さらに仕事する機会となる」

　ターンブルが３月19日のロス・カウンティ戦での復帰を見込まれていることを考えれば、古橋の復帰はそれから３～４週間ということだろうか。その場合、４月３日のレンジャーズ戦出場は厳しいだろう。だが、Sun紙は、４月17日に予定されている同じレンジャーズとのスコティッシュカップ準決勝には間に合うのではないかと報じた。

　もちろん、できる限り万全の状態で戻ってくることが望まれるが、サポーターは古橋の復帰を心待ちにしている。シーズン前半戦でファンとメディアの心をつかんだ男の復活が迫っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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