アジアの舞台に導いた主将に喝采の声が集まっている。

　アジア・チャンピオンズリーグ（ACL)のプレーオフ・ヴィッセル神戸対メルボルン・ヴィクトリーの一戦が３月15日、神戸市御崎公園球技場で行なわれ、神戸が延長戦にもつれ込んだ激闘を４-３で制し、４月に開幕する本戦への出場を決めた。

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　試合は開始６分、こぼれ球を拾った主将のアンドレス・イニエスタが左足を振り抜き強烈な一撃。相手ゴールに突き刺し先制すると、その後は壮絶なシーソーゲームに。３-３で延長戦にまでもつれると、神戸の決勝点が生まれたのは95分。細かい連係からイニエスタが前線の汰木康也へタイミングのいい縦パスを供給。汰木からの折り返しをリンコンが押し込み勝負を決めた。

　翌日、自身のSNSを更新したイニエスタは、「ついに！ACLに行きます！ 色々ありましたけどみんな全力を尽くしました！一致団結！皆さんいつも応援ありがとうございます！！バモスヴィッセル神戸！」と綴り、ACL本戦出場を喜んだ。

　今季はリーグ戦で３分け３敗といまだ勝利がなく、メルボルン・V戦が今季初勝利。苦戦を余儀なくされているなかで、ようやく掴んだ白星にファンも喝采の言葉を送る。イニエスタの投稿には「今夜は本当に勇気をもらえました！」「イニエスタ選手、ありがとうございます。色々あるけど、頑張ってください」「ACLに連れてきてくれてありがとー」「凄い試合でした！」「鬼エスタの鬼パス最高」「色々ありましたけど…に思いを感じる」などと、称賛のコメントが多数寄せられた。

　また、神戸公式ツイッターでは、「イニエスタ選手による魂の一撃」と綴り先制点のシーンを公開。巧みなゴールに、「巧すぎる！」「あの体の向きからニアに蹴り込むという発想よ」「このシュートは流石年か…」という声も上がっている。

　ようやく今季初白星を掴んだ神戸。イニエスタもさらに波に乗っていけるのか注目されるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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