久保建英の同僚が、日本でちょっとした注目を浴びている。今冬にラツィオから加入したコソボ代表FWヴェダト・ムリチだ。

　194センチの大型ストライカーは、新天地のマジョルカで瞬く間にフィット。高さと屈強な体躯を活かしたポストプレーで、久保ら他のアタッカーのチャンスを構築すれば、自らも加入後のリーグ戦２試合で１ゴール（PK）・１アシストをマークし、頼れるFWがいなかったチームの前線で特大のプレゼンスを発揮している。

　結果的にオウンゴールとなったものの、久保のシュートから生まれたアスレティック・ビルバオ戦の決勝点も、お膳立てしたのはムリチだった。その２試合で攻撃が目に見えて活性化し、それまで４連敗中だったチームが第２～３節以来の連勝を飾れたのも、この27歳の存在が大きい。

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　ハードワークや気持ちの籠ったプレーでも、ファンのハートをがっちり掴んだようだ。クラブの日本語版ツイッターが、前線でプレスを掛けたムリチが、相手のフィードをブロックし、雄叫びをあげながらガッツポーズをする動画を投稿すると、日本のファンから次のような声が寄せられた。

「気合い入っててよいね！」
「すげぇ献身的」
「マジョルカ本当にいい補強したな…」
「マジョルカのために全力でユニフォームを汚そうという決意が彼の献身的なプレーからまざまざと伝わってくるんですよね。彼が居ればチームは強くなる」
「あらためてみると走行距離と運動量すごいですね！」
「高いし強いし足元もそこそこ。前線で収まるから中盤の安定感がアップ」
「加入してから毎試合見たけど本当にいいプレイヤー」
「フェネルバフチェ時代から注目してたが、まさかの活躍だな」
「ファンの心鷲掴み」
「こういうカバーニみたいな献身的で熱い男はトップクラブで安定して活躍するだろうな」
「めっちゃ迫力ある」

　ここまでは救世主的な存在になっているムリチ。今後も久保とのコンビに期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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