デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、２戦目で初ゴールを挙げ、宿敵とのダービーでは一部から「キング」の称号を与えられた。セルティックに移籍してから旗手怜央の勢いが止まらない。

　２月２日に行なわれたスコットランド・リーグ第22節の延期分、レンジャーズとのオールドファームで、旗手は２得点１アシストと大活躍し、チームを３-０の快勝に導いた。セルティックはライバルを抜き、１ポイント差の首位に浮上している。

　１月17日のハイバーニアン戦でデビューしてから、まだ２週間と少し。だが、グラスゴーのサポーターは日本から来た新たなスターの虜になっている。セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』も、ダービーでの活躍を受け、「レオ・ハタテはグラスゴーの新たなキング（王）だ」と絶賛した。

「今夜、特に前半の日本人MFはセンセーションだった。彼の２得点はエクセレント。１点目は冷静に決め、２点目はこのダービーのベストゴールのひとつとして語り継がれるはずだ。そしてさらに左サイドからのクロスでリエル・アバダの３点目、アウェーチームにとって本当に致命的となったゴールを演出した」

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　日本サッカー界からやって来たアンジェ・ポステコグルー監督がチームを再生させ、古橋亨梧が新エースとして大ブレイクしていただけに、ファンも一定のパフォーマンスを期待していたかもしれない。それでも、安価な移籍金を考えれば、「掘り出し物」と考えて不思議ではないだろう。

『67 HAIL HAIL』は「ハタテは７桁の安価でセルティックに加入し、すでにハーツ戦とレンジャーズ戦で得点し、我々をリーグ首位に押し上げて報いた」と続けている。

「今夜の試合で彼はセルティック・サポーターにとって象徴的なヒーローとなる。交代時にスタンディングオベーションで称賛されたのも驚きではない」

　初の海外挑戦で最高のスタートを切った旗手は、今後も安定して活躍し、セルティックにリーグタイトルをもたらせるか。新たな伝説の始まりとなることを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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