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「プロに行けるポテンシャルがある」桐光学園の守護神がスゴイ!「PKは負ける気がしない」【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2022年01月01日

「5本のうちで決着がつけられるだけ、PKに対しての能力を持っています」

PKを止めて拳を突き上げる桐光学園の吉田。チームを勝利に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[高校選手権2回戦]帝京大可児1(6PK7)1桐光学園/12月31日(金)/等々力陸上競技場

 堅守が強みの桐光学園(神奈川)にあって、堂々たるパフォーマンスを披露したのが守護神の吉田優翔(3年)だ。

 12月31日、等々力陸上競技場で行なわれた全国高校サッカー選手権2回戦、桐光学園と帝京大可児(岐阜)の一戦は、80分では1-1と決着がつかず、前者がPK戦で勝利した。

 GK吉田にまず見せ場が訪れたのは前半31分、帝京大可児のFW松永悠碁(3年)のシュートを防ぐと、同36分にはMF宮内俊輔(3年)の強烈ショットも弾き出す。後半21分に失点したものの、直後の同25分には松永との1対1で素早く反応し、低弾道シュートを右足でブロックした。

 守護神の活躍もあり試合の流れを引き戻すと、後半31分にDF川角歓紀(3年)が同点弾。そして最大のハイライトはPK戦だった。互いにミスなく6人目まで成功して迎えた7巡目、見事な横っ飛びでシュートをブロックし、勝利に大きく貢献した。
 
 これには桐光学園の鈴木勝大監督も、愛ある表現も交えつつ吉田に最大級の賛辞を送った。

「吉田に関しては、ちょっと止めるのが遅いのかなと。彼の能力であれば7本目までかからず、5本のうちで決着がつけられる。それだけ、PKの能力を持っています。彼の反応の良さはPKに限らず、ゲームのなかでも何回かシュートストップした場面があると思います。彼はプロに行けるポテンシャルを持ってると思うので、次戦以降も期待しています」

 吉田への信頼は相当に厚いようで、主将の山市秀翔も「PKに関しては、練習から何度もPKを止めているPKストッパーの吉田がいたので、PKになった時点で絶対に負ける気がしなかったです」と述べている。

 帝京大可児戦の活躍でさらに凄みが増している印象もある吉田は、帝京長岡との3回戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。頼れる男のファインセーブを期待したい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
 
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