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R・マドリー「夏の仕上がりチェック」ベイルのトップ下起用は新政権の目玉にも & 16歳ウーデゴーは先発で可能性を示す|ローマ戦

カテゴリ:メガクラブ

豊福晋

2015年07月19日

本来のトップ下で本領を発揮したイスコ。

4-2-3-1のトップ下で効果的なプレーを見せたベイル。ベニテス新監督もコンバートに手応え。 (C) Getty Images

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△レアル・マドリー 0-0 △ローマ@メルボルン(7月18日)
 
■ベイルのトップ下起用
 
 ベイルのトップ下起用は、ベニテス新監督が仕掛けた戦術面での新機軸で、新政権の目玉になるかもしれない。
 
 4-2-3-1のトップ下で先発し、ハーフタイムを挟んで56分までプレーしたトップ下のベイルは、幅広くプレーに絡むなど上々のパフォーマンスを演じた。
 
「ベイルのトップ下起用は実験ではない。個人的に気に入っているし、引き続き問題なく機能すれば、基本形になる可能性が高い」と、ベニテスも手応えを語った。
 
■16歳ウーデゴーが先発
 
 この日一番の驚きは、ウーデゴーの先発だった。前半45分間だけだったが、4-2-3-1の2列目右サイドに入り、随所に高いテクニックを披露した。
 
 そのテクニックについてはすでに十分に通用するレベルにある。遠慮がなくなり、伸び伸びと自分を表現できるようになれば、トップチーム定着はありうるだろう。
 
■C・ロナウドはまだ低調
 
 普段は決めるようなシーンで外すなど、コンディションはまだまだ。とはいえ、本格的な実戦はこれが最初。調整は心得ており、心配はないだろう。
 
■イスコの本領発揮とヘセの新たな可能性

 
 ピッチを下がったベイルに代わってトップ下に入ったイスコは、“本来のポジション”で実力を発揮。移籍の噂が絶えないが、そうした周囲の雑音には惑わされずモチベーションは高く保たれているようで、この試合でもっとも輝いた選手だった。
 
 ヘセは4-2-3-1の1トップで持ち味のスピードを披露。ベニテスの下では、2列目ではなく最前線での起用がメインとなりそうで、これも新監督が打ち出した新機軸だ。
 
文:豊福晋
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