現役引退を発表したセルヒオ・アグエロに、親友のリオネル・メッシがメッセージを送った。

　今夏にマンチェスター・シティからバルセロナに加入したアルゼンチン代表FWは、10月30日に行なわれたラ・リーガ第12節のアラベス戦で、突然胸を押さえてピッチに座り込んで途中交代。不整脈と診断され、クラブは当初、最低３か月の離脱になると発表していた。

　だが、医師から引退を勧められ、10日前に決断を下したようだ。本拠地カンプ・ノウで催された会見で、涙ながらに次のように語っている。

「この会見はプロサッカー選手としての活動を辞めることを発表するための場だ。とても難しい瞬間だ。１か月半前に患った問題で、僕自身が、健康のことを考えて決断した。ここまで医療スタッフにはとてもお世話になった。10日前に、少しでもプレーを続けられるようにとあらゆることをしたうえで、自分で決めた」

　これに反応したのが、盟友のメッシ（パリ・サンジェルマン）だ。2005年にU-20アルゼンチン代表で初めて顔を合わせて意気投合し、A代表でも息の合ったプレーを見せてきたクン（アグエロの愛称）に対し、自身のインスタグラムで思いを綴った。

「事実上、キャリア全体を一緒に歩んできたクン、僕たちはとても美しい瞬間とそうではなかった瞬間をともに生きてきた。それらのすべてが僕たちの結び付きを強くさせ、親友となった。 そして、ピッチの外でも、それらの思い出とともに生き続けるだろう」

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　１歳年上のスーパースターは、「ほんの少し前にコパ・アメリカのトロフィーを掲げた大きな喜び、君がイングランドで達成したすべての偉業……。なのに、君に起こったことのために、一番好きなことを辞めなければならないのを見ることになり、とても胸が痛いよ、クン」と綴り、こう続けている。

「君は幸せを伝える人であり、君を愛す僕たちが一緒にいるから、これからもきっと幸せであり続けるだろう。いま、君の人生の新しいフェーズが始まり、君が手に入れたすべての思い出とともに、笑顔で生きていくと確信している」

　最後に「この新しいステージは最高のものになるよ。君をとても愛している。僕は代表チームで一緒にプレーした時のことを思い出し、恋しく思うだろう」と締めくくったメッシ。不本意な形でユニホームを脱ぐことになった親友の思いを胸に、ピッチに立ち続けるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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