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「初めて恩恵を受けた」VAR多難のベトナム、現地メディアが“一安心”。「なぜ日本のゴールを否定したのか」解説も

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年11月12日

VARに泣き続けた最終予選

VAR介入の末、伊東の追加点は幻となった。(C)Getty Images

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 日本代表は11月11日、カタール・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で、全敗で最下位のベトナムと敵地で対戦した。

 試合が動いたのは17分、南野拓実のクロスに、快足を飛ばして走り込んだ伊東純也が左足で押し込んだ。すると背番号14は40分にもカウンターから一気に持ち上がり、最後はエリア左端から豪快に右足を振り抜きネットを揺らすが、VAR介入の末に、プレーに関与した田中碧がオフサイドとなり、ノーゴールとなってしまう。

【動画】伊東純也のゴラッソかと思いきや…幻の一発をチェック

 その後も日本は押し気味に試合を進め、チャンスも作るが、結局最後まで追加点を奪えず。1-0での辛勝に終わっている。

 そうしたなか、対戦国ベトナムのメディア『VNexpress』は、ゴールが取り消しとなったシーンに着目。「なぜVARは日本のゴールを否定したのか」と題した記事内で、ベトナム・サッカー連盟の審判責任者ドゥオン・ヴァン・ヒエン氏のコメントを紹介している。

「VARはゴールをチェックするために非常によく機能した。イトウのシュートの後、ボールがベトナムのディフェンスの後ろに立っていたタナカに当たったため、オフサイドだったんだ。テレビでは詳しく確認できないが、VARには多くの角度からの映像があり、審判チームは判定を下すためのより多くの材料を持っている」
 
 そのうえで、同メディアは「ワールドカップの最終予選5戦目にして、ベトナムがVARの恩恵を受けたのはこれが初めてだ」とも伝えている。

「9月3日のサウジアラビアとのオープニングマッチでは、ドゥイ・マインが誤ってボールに手で触れたため、VARが介入。彼は退場となり、ベトナムはペナルティを受けて1-3で敗れた。9月7日のホームゲームでは、ホン・デュイはオーストラリア人選手の手にボールを放ったが、VARをチェックした後、審判はベトナムにペナルティを与えなかった。

 VARからの不利な決定の後、ベトナム・サッカー連盟はFIFAに請願書を送ったが、状況は改善しなかった。 10月12日のオマーンとの試合で、VARはタン・タイとドゥイ・マインのファウルの後、ベトナムにペナルティを科すために二度介入したのだ」

 日本にとっては今後、この幻の2点目が得失点差で順位を争うこととなった際に、痛手とならなければいいのだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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