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相馬アントラーズの覚悟。「熱しすぎず、冷静に。でもやっぱり熱く」の貫徹で川崎撃破を期す【天皇杯】

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年10月26日

「一番は本当に気持ちの部分」

天皇杯の準々決勝で川崎と対戦する鹿島。難しい相手だが、相馬監督は「なんとか乗り越えられるように」と必勝を誓う。(C)KASHIMA ANTLERS

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 鹿島アントラーズは10月27日、天皇杯・準々決勝で川崎フロンターレと対戦。今季のリーグ戦では目下7連勝中で首位を快走する難敵を相手に、勝利を掴むことができるか。

 鹿島は川崎に対し、18年シーズンの10月の対戦から勝てていない。10戦して4分6敗。今季のリーグ戦に限れば、2戦2敗。いずれも1-2の黒星を喫している。

 相性の悪さに加え、天皇杯の4強進出をかけた27日のゲームは、川崎の本拠地・等々力陸上競技場で行なわれる。“川崎有利”と見られても仕方がない部分はある。

 厳しい戦いが予想されるなかで、鹿島が重視すべきポイントは何か。決戦を翌日に控えた26日、オンライン取材に応じた相馬直樹監督は「どのゲームでも同じですけど」としたうえで、次のように語ってくれた。

「やはり気持ちの部分が一番大事。ただ熱くなればいいというものではなく、冷静さも必要だと思います。そういった部分を含めて、良い状態で臨めるようにしたい」

 川崎は間違いなく手強い相手だが、だからこそ「(自分たちが)チームとしてまとまりやすい」側面はある。それはポジティブな要素だ。

「もちろん、簡単にはやらせてくれる相手ではないのは重々承知しています。そこをなんとか乗り越えられるように」
 
 そして指揮官はもう一度、繰り返す。

「一番は本当に気持ちの部分。熱しすぎず、冷静さを持って。でもやっぱり熱く。難しいですけど。それを90分、もしかしたら120分になるかもしれませんけど、貫き通せるか。そういうことかなと思います」

 クラブ創設30周年の今季、国内屈指の“20冠”の記録を更新させたい。そのためには、まずは目の前の川崎を打ち破らなければならない。残されたタイトルは天皇杯のみ。相馬アントラーズの意地の見せどころだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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