現地時間10月24日に行なわれたプレミアリーグ第９節で、６位のマンチェスター・ユナイテッドは、３位のリバプールと本拠地オールド・トラフォードで対戦し、０‐５の大敗を喫した。

　不甲斐ない試合内容に、元イングランド代表でユナイテッドOBのポール・スコールズは、解説番組『Premier League Productions』内で「残念な一日だった。はっきり言って、リバプールを相手にした試合でこれは想像しうることだった」と語った。

「彼らはあまりにもクオリティが高すぎる。努力が足りなかったというよりも、戦術的に練られていた結果だと思う。論争されているだろうが、この結果はオレ（・グンナー・スールシャール監督）のせいではない。誤解しないでほしいが、今日のユナイテッドのパフォーマンスを要約すると、そういう部分があるんだ」

　そして、後半から出場し、５点目に繋がるボールロストをし、60分にはナビ・ケイタへの危険なタックルで一発退場となって、チームを数的不利に追い込んだフランス代表MFポール・ポグパに対して、激しい怒りを露わにした。

【動画】「バカげたタックル」スコールズが非難したポグバの退場シーン

「５点目の失点に関与し、バカげたタックルで退場になった。これで５点のビハインドに10人で立ち向かうことになった。いったい何なんだ？ 彼はここ２～３年の間、騒動を起こし続けてきた。彼の才能を誰もが知っていて、信頼していて、歴代の監督でさえ彼にプレーしてほしいと頭を下げて、いい選手に成長するように導いていた。

　だが、契約書にサインせず、クラブに過剰な給与を求め、しまいには試合に出場してあんなことをやらかした。彼は再びチームでプレーするんだろうが、もし彼が出場しなくたとしても、クラブは何も失わない」

　そして、「今までの振る舞いも全部、あれはただの（規律の）欠如であり、監督やチームメイトに対する無礼であり、今日の彼がフィールドでやってみせたことなんだ」と痛烈に批判している。

　スコールズはあくまでスールシャール監督を擁護しているが、現地メディアではついに解任されるのではないかという見方もある。ユナイテッドは30日にトッテナムと、11月２日にアタランタ、６日にシティとのマンチェスター・ダービーと厳しい相手との連戦となるが、果たしてこの危機の乗り越えられるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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