J1リーグ　１stステージ・17節
ヴィッセル神戸－横浜F・マリノス
６月27日（土）／19:00／ノエビアスタジアム神戸
 
ヴィッセル神戸
リーグ成績（16節終了時）：13位　勝点18　４勝６分６敗　16得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●出場停止のチョン・ウヨンの代役はJ初先発となる前田が務めそう。
●別メニュー調整が続くP・ジュニオール、三原の出場は微妙な状況。
●今節こそJ1ホーム100勝を達成したい。
 
【担当記者の視点】
　15節・G大阪戦（△０-０）、16節・浦和戦（△１-１）と、上位陣との２連戦は勝てはしなかったが手応えを得られる内容で、チームは自信を深めた。
 
　今週のトレーニングでは三原、P・ジュニオールが別メニュー調整を続け、出場は微妙な状況。また、チョン・ウヨンが累積警告で出場停止となり、その代役にはリーグ初先発となる前田が起用されそうだ。
 
　横浜にはリーグ戦でここ４戦勝星なし（昨季は１分１敗、12シーズンは連敗）と分が悪いが、選手たちに苦手意識はない。現に今季のナビスコカップ５節では３-２と競り勝った。この試合で古巣相手に２ゴールを挙げた渡邉には期待が持てる。
 
　ホーム通算100勝にリーチがかかったまま２か月以上達成できていないだけに、しっかり勝点３を掴み第２ステージへの足掛かりとしたいところだ。

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横浜F・マリノス
リーグ成績（16節終了時）：６位　勝点25　７勝４分５敗　20得点・16失点
 
【最新チーム事情】                 
●25日にアデミウソンが右太もも裏に違和感を訴え、神戸戦出場が微妙に。欠場の場合は伊藤が１トップに入る。
●三門はトップ下での先発が濃厚。モンバエルツ監督は「彼（三門）が持つモビリティが高い位置で必要」と話した。
●三門がトップ下に移ることで、空いたボランチには兵藤が入る。ポゼッション率を高められるかが焦点に。
●今週から中村が完全合流。神戸戦での出場もあるか。完全復活が望まれる司令塔は6月24日に37歳の誕生日を迎えた。
 
【担当記者の視点】
　前節のホーム鹿島戦では７試合ぶりの黒星。悪い流れを引きずらないためにも、第１ステージ最後のゲームを勝利で飾りたい。
 
　神戸とは今季のナビスコカップ５節で対戦し２-３と惜敗も、リーグ戦に関しては、直近４戦は負けなしだ（昨季は１勝１分、12シーズンは２連勝）。
 
　相性は決して悪くない。太もも裏に不安を抱えるアデミウソンの出場は微妙だが、昨季の２戦でともにゴールを決めている兵藤ほか、先述のナビスコカップと昨年11月のゲームでネットを揺らしている伊藤の存在は心強い。今回も“神戸キラー”ぶりを存分に発揮してほしい。
 
　順位こそ横浜より下にいる神戸だが、個々を見渡せば能力の高い選手が少なくなく、人数をかけた攻撃は迫力がある。押し込まれる展開が予想されるが、まずは手堅い守りで相手の攻撃を確実に抑えながら、効率良くカウンターを繰り出して勝点３を奪いたい。