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【2015インターハイ】代表校レポート|プレミアで依然無敗の市立船橋。全国制覇の鍵は攻撃にあり

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年06月25日

昨季のレギュラーが多く残り、最終ラインはシーズン早々に安定。

市立船橋/所在地:千葉県船橋市市場4-5-1 創立:1956年 創部:1957年 総体最高成績:優勝(1987、88、98、2001、07、08、10、13年) 主なOB:小川佳純(名古屋)、増嶋竜也(柏)、渡辺広大(山形)、中澤聡太(川崎)など。

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 完璧ではなかったことが、かえって強さを際立たせた――。市立船橋は、インターハイの千葉県予選準決勝で千葉明徳を相手に、攻めあぐねて先制を許したものの、3-1で逆転勝利を収めインターハイへの出場権を勝ち取った。

2015インターハイ|出場校一覧
 
 全国の切符がかかった試合で千葉明徳のモチベーションは高く、追いつくのに時間がかかるような危険な流れになるところだったが、朝岡隆蔵監督は「プレッシャーをかけ過ぎたかもしれない。前半は慎重過ぎて、スピード感、迫力、モビリティーがなかった。でも、これで逆転できなかったら終わりだろうと思っていた」と逆転を確信していた。
 
 実際に選手交代もシステム変更もないまま臨んだ後半早々に追いつくと、すぐさま逆転。少々のアクシデントでは揺るがない組織の基盤ができ上がっていることを証明してみせた。
 
 今季の市立船橋は仕上がりが早い。プレミアリーグEASTでは6節を終えて依然無敗の4勝2分けで、2位につける好スタートを見せている。公式戦の黒星は、千葉県予選決勝で流経大柏に喫したひとつのみだ。
 
 シーズン序盤からこれほど好調を持続できている理由は、ふたつある。
 
 ひとつは、昨季は選手権予選で敗退したために新チームの始動が早かったこと。もうひとつは、昨季からレギュラーだった選手が多く残っていることだ。それによって、とりわけ守備の陣容が早々に固まったことが大きい。ディフェンスラインは、中央に白井達也、杉岡大暉。献身性の高い古屋誠志郎を左SBにコンバートし、抜群の安定感を誇る。
 
 中盤も、これまではシーズン序盤に1ボランチを試すことが多かったが、今季は当初から2ボランチを採用し、主将の椎橋慧也の負担を軽減。バランスの良い守備を見せている。
 
 なかでも、白井は春先に見せていた不安定さがなくなり、頼もしくなった。白井は「春先よりは、リスクマネジメントができるようになった。元々、前に出るプレーは僕も杉岡も得意。あとは、カバーが問題だった。プレミアリーグの札幌U-18戦で裏を取られる場面が多くてひど過ぎたので、次節の大宮ユース戦では相手の足下に入るボールを狙うプレーは捨てるくらいの意識で背後をケアして、少しずつバランスが取れてきた」と、弱点だった背後への対応力を身につけた背景を明かした。

最終ラインをコントロールするCBの白井。パートナーの杉岡とのスペースケアの連係も良くなってきた。

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