J１リーグ1stステージ・14節
アルビレックス新潟-ヴァンフォーレ甲府
５月30日（土）／13:00／デンカビッグスワンスタジアム
 
アルビレックス新潟
リーグ成績（14節終了時）：18位　勝点10　２勝４分７敗　14得点・24失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップ・湘南戦の勝利の勢いを持続中。
●球際の厳しさが復活。新布陣の３-４-３も機能。
●R・シルバが戦線復帰。ベンチ入りの可能性も。
 
【担当記者の視点】
　リーグ18位の新潟は、５月27日のナビスコカップ・湘南戦でリーグ９節・松本戦以来の勝利を挙げた。今節の相手である16位の甲府との勝点差は２。勢いを持続して勝利し、最下位脱出を狙う。
 
　ナビスコカップの湘南戦では、新布陣の３-４-３が機能し、球際の厳しさが復活。前線から連動して追い込む新潟らしい戦いぶりが垣間見えた。甲府戦は、よりボールへの執着心を持つことで、自分たちの時間帯を長くしたい。相手のカウンターに警戒しつつ、攻守とも前への圧力を高めることで新潟のリズムができるはずだ。
 
　負傷離脱していたR・シルバがベンチ入りできる状態になったのは好材料。山崎、指宿らも湘南戦のゴールで上り調子で今節もゴールが期待される。

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ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績（13節終了時点）16位　勝点12　４勝０分９敗　６得点・20失点

【最新チーム事情】
●ナビスコカップ・鳥栖戦はスコアレスドローも、リーグ戦を含めて３試合無失点中。
●新潟戦に向けたトレーニングでは、カウンターに重点を置く。
●コンディションを取り戻そうと、全体練習後にバレーが坂道ダッシュ。
●新井が出場停止明けとなるが、ボランチには下田の起用が濃厚。
 
【担当記者の視点】
　いまだ降格圏から抜け出せないが、佐久間体制移行後は２連勝中とムードは悪くない。なかでも、リーグ戦ここ２試合（山形戦／２-０、仙台戦／１-０）に続き、ナビスコカップ・鳥栖戦も無失点に抑えるなど、一時はリーグワーストの失点数を誇った守備力が安定し始めているのは好材料だ。
 
　その守備組織の出来が、新潟戦でも鍵を握るのは間違いないだろう。序盤から劣勢も予想されるが、「互いに細かくコミュニケーションを図りながら駆け引きができた」（山本）前節のように、両WBと２シャドーを合わせた９人でブロックを築き、相手の進撃を食い止めたい。
 
　一方、カウンターが軸となりそうな攻撃面では、前線で起点となりつつ、数少ないチャンスで決定力を発揮できるバレーに期待が懸かるのは言うまでもない。なおかつ、バレーが相手のマークを引きつけた隙を、シャドーの阿部拓、稲垣らが上手く突ければチャンスは広がるはずだ。