J１リーグ１stステージ・９節
松本山雅FC － アルビレックス新潟
５月２日（土）／18:30／松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
リーグ成績（８節終了時）：14位　勝点８　２勝２分４敗　７得点・10失点
 
【最新チーム事情】
●前節はカウンター一発に泣いた。ただ、敗戦にも内容には手応えを得ている様子。
●喜山が出場停止明けとなるが、今度は３バックの左の酒井が出場停止。
●連戦の疲労も看過できないため、次節は先発を一部替える可能性も。
 
【担当記者の視点】
　前節・G大阪戦は敗退したものの、自分たちの時間帯を作るなど、チームは確かな手応えを深めたはず。手にした自信を今度は結果につなげたい。
 
　連戦で疲労はあるだろうが、田中と岩沼の両ウイングバックには今回も精力的な働きを期待したい。ふたりが高い位置を取れれば、チャンスが増えるのはG大阪戦でも証明済み。新潟はおそらくロングボール対策を練ってくるはずだが、サイドからのクロスはもちろん、後方からの裏を練ったフィードなど、辛抱強くチャレンジを続けてゴールの確率を高める、もしくは相手のミスを誘って狡猾に仕留めたい。
 
アルビレックス新潟
リーグ成績（８節終了時）：15位　勝点６　１勝３分４敗　９得点・14失点
 
【最新チーム事情】
●R・シルバが出場停止。鈴木の初ゴールで活性化を。
●レギュラーに定着しつつある大野の活躍に期待。
●ゲームキャプテンのL・シルバが周囲に団結を促す。
 
【担当記者の視点】
　FC東京戦で今季初の連敗を喫した。だが、主導権を握って押し込み、厚みのある攻撃でチャンスを作るなど内容は悪くなかった。
 
　FC東京戦で今季初スタメンを果たした鈴木は、まだ無得点だが、スペースへ抜け出す動きは軽快で、周囲との距離感も良くなってきた。エースのR・シルバが出場停止で不在の今節は、真価が問われる試合だ。
 
　また、攻撃的MFの山本が体調不良で出場を回避する可能性がある。代役を務める小泉は、前節のFC東京戦で攻撃面での課題をのぞかせていただけに、いかに修正するかもポイントのひとつだろう。
 
　大きなミスが減ってきた守備陣は、さらにマークの意識を高めたいところ。CBのレギュラーに定着しつつある大野は、対人の強さが武器。ロングボールを入れてくる松本の攻撃に対し、競り合いとこぼれ球への対応で守備を引き締めたい。
 
　まだリーグ戦で１勝と結果は出ていないが、ゲームキャプテンを務めるL・シンバが練習からポジティブな声をかけるなど、気持ちは前を向いている。