選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト9.30号（９月17日発売）より
 
【横浜】
［GK］
１　榎本哲也　５　
自ら捕球するために出るか、それともDFに任せるかで迷って失点。
［DF］
13　小林祐三　５　
単純なミスを連発し、攻守とも本来のリズムでプレーできなかった。
22　中澤佑二　5.5　
川又のポストプレーは封じたが、戻りながらの守備では後手に回る。
15　ファビオ　５　
１失点目のシーンなど、全体を通して消極的なプレーが目立った。
23　下平匠　５　
得意とする前方へのパス出しに、ミスが多く見られた。
［MF］
27　富澤清太郎　5.5　
中盤でのパス捌きは無難だったが、サイドチェンジの精度は今ひとつ。
６　小椋祥平　５　
持ち味のボール奪取能力は影を潜め、パスミスから失点の遠因に。
25　藤本淳吾　５　
ほとんどボールに触れず、古巣相手になにもできないまま交代した。
10　中村俊輔　５　
高い位置で奮闘するも、コンディションが万全ではなくキレを欠く。
11　齋藤学　5.5　
意図する形でボールを受けられなかったため、ドリブルを繰り出せず。
［FW］
９　矢島卓郎　5.5　
ボールが入ればキープ力を見せたが、その回数が少なかった。
［交代出場］
24　奈良輪雄太（DF）　５　
サイドハーフで投入されたが、数的不利に陥る状況が多かった。
16　伊藤翔（FW）　５　
２トップの一角として途中出場。矢野との勝負では劣勢を強いられるばかり。
７　兵藤慎剛（MF）　―　
相手のギャップで受ける動きを繰り返したが、どれも効果は薄かった。
［監督］
樋口靖洋　５　
ビハインドの状況での策に乏しく、流れを変えられないまま敗戦となる。
 
【名古屋】
［GK］
１　楢﨑正剛　６　
クロスの対応は磐石。どんな状況でも的確に処理し無失点で終える。
［DF］
19　矢野貴章　６　
フィジカルの強さとスピードを活かしながら背後のスペースを消した。
３　牟田雄祐　６　
闘莉王とともに防壁を築きマイボール時は安全なプレーを選択する。
４　田中マルクス闘莉王　６　
序盤に味方を叱咤激励して、闘魂を注入。最後まで安定感が際立つ。
15　本多勇喜　5.5　
中村の切り返しに翻弄されるも、それ以外はサイドで上手く守った。
［MF］
20　矢田旭　６　
右サイドで精力的に働き、重心の低いドリブルでチャンスを作る。
８　ダニルソン　６　
時折見せる超人的な身体能力は脅威。競り合いでは負けなかった。
28　田口泰士　６　
２点目につながるパスカットと鋭いグラウンダーのパスは見事だった。
33　レアンドロ・ドミンゲス　６　
抜群の攻撃センスでカウンターの起点に。単独突破で脅威を与える。
［FW］
32　川又堅碁　6.5　
難しいバウンドボールをしっかり決める。自慢の得点能力を発揮。
18　永井謙佑　6.5　
絶妙クロスと抜け目ないヘディングで２得点に絡み勝利をもたらす。
［交代出場］
５　ヘジス（MF）　―　
守備固めの一手で投入され、ボランチの一列前にどっしり構えた。
［監督］
西野朗　６　
選手交代は最低限に止めた。試合をオーガナイズして勝点３を得る。
 
［試合内容］
前半は良いリズムで試合を進めた横浜だったが、35分に永井のクロスを川又に頭で押し込まれ先制点を与えると、後半開始早々には永井の追加点でリードを広げられる。その後は攻め手に乏しく、決定機すら作れずに敗戦となった。