プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DFの吉田麻也が、みずから校長を務めるロンドンのサッカースクール、「サムライフットボールアカデミー」の少年たちとの記念写真を自身のインスタグラムに公開した。

「Congrats my boys for first 3 points at U-15 Harrrow Yourh league!! 僕が校長先生を務める@londonsamurai が初勝利！このリーグ所属プレーヤーは1万越えで、イギリス内でも最大規模です！子どもたちも競争が熾烈！ #londonsamurai #ロンドン #校長先生 #なんか1人変な人いる」（原文ママ）

　そして、このコメントとともに投稿された写真の左上には、吉田と11人の少年たちの他に、見覚えのある笑顔が…。

　その正体は、元U-20日本代表で、現在はイングランド７部のレザーヘッドに所属するカレン・ロバート。先日開催されたFAカップで初ゴールを決め、チームの２回戦進出に大きく貢献したストライカーが一緒に写っていたのだ。

　カレンは英移籍が決定した際、吉田麻也とレスターの岡崎慎司との３ショット写真を公開し、「イングランドの“先輩”である後輩ふたり。可愛がってもらおうと思います」と仲良くしていることを窺わせていた。

　コメント欄には「ボビさんがいる（笑）」「久しぶりボビさん！！」と、カレンに気づいたサポーターから喜びの声が寄せられた。
 

　ところで、当の吉田はワールドカップを終えてチームに合流してからというもの、リーグ戦ではまだ一度も出場機会を得ていない。

　サウサンプトンは、プレミアリーグの第６節を終えて１勝２分け３敗の14位と低調だけに、クラブのファンベース「VITAL SOUTHAMPTON」では、「我々のチームにはリーダーがいない」と”吉田待望論”が持ち上がり、マーク・ヒューズ監督の采配に疑問を呈する声も多い。

「吉田をチームから除外することが、サポーターたちの心を折り続けている。吉田は卓越したリーダーシップを持ち、W杯でもあのベルギーを相手に、赤い悪魔のフロントラインを抑え込んだ。彼はバックルームでも人気がある人物であり、現在レギュラー扱いされながらリバプール戦でオウンゴールを献上したウェズレイ・フートよりも、効果的に守備を整備するだろう」

　昨シーズンは最後まで残留争いに苦しんだサウサンプトン。はたして吉田は、出場機会を獲得し、低調なチームの救世主となれるのか。サウサンプトンは29日（現地時間）、ウォルバーハンプトンと対戦する。