アーセナルは４月20日、アーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退任することを発表した。1996年からアーセナルを率い、歴史を築いてきた名将の時代に、ついに終止符が打たれる。

　22年という長期に渡って指揮を執り、2004年の無敗優勝を筆頭に数々のタイトルを手にしたヴェンゲル監督の退任とあり、サッカー界からはかつての教え子やライバルなど、多くのビッグネームからメッセージが寄せられた。その一部を紹介しよう。


■アレックス・ファーガソン（元マンチェスター・U監督／『Sky Sports』より）
「彼自身がアーセナルでやってきた仕事に大きな敬意を払う。人生の22年間を大好きな仕事に捧げられたことは、彼の才能とプロ意識、気迫の証明だ。シーズンのこの段階で退任を発表したのは嬉しい。彼に本当にふさわしい見送りができるだろう。プレミアリーグでもっとも偉大な指揮官のひとりだったことに疑いはない。これほど偉大な男のライバル、同僚、友人だったことを誇りに思う」

■ティエリ・アンリ（元アーセナルFW／『Sky Sports』より）
「退任を発表すると、人はレガシーについて話すもの。彼のレガシーはアンタッチャブルだ。偉大な男がクラブを去るのを見るのは悲しい。一方で、クラブのみんなには彼にふさわしい見送りをしてもらいたい」

■メスト・エジル（アーセナルMF／『Sky Sports』より）
「僕がここに来た大きな理由が彼の存在だった。彼の下でプレーしたことを誇りに思う。誰もが彼をすごくリスペクトしている。多くのタイトルを勝ち取り、優れた選手たちを育て、常に素晴らしいサッカーをしてきた。誠実でとても他人をリスペクトする人だ。誰もが彼の下でプレーすることを望む。彼のような人に信頼されたら、誇りに思うし、その人のために全力で戦いたいと思う」

■ユルゲン・クロップ（リバプール監督／『Sky Sports』より）
「驚いた。彼の決断を尊重する。サッカーに影響力を持つ人で、素晴らしいキャリアを築いてきた。見事な個性の持ち主で、1990年代半ばや2000年代に支配的だった。ドイツでも彼は非常に素晴らしいロールモデルだ」

■ジョゼ・モウリーニョ（マンチェスター・U監督／『Sky Sports』より）
「彼が幸せなら私は幸せだ。彼が悲しいなら私も悲しい。私は常に相手の最善を願う。彼が自分の下した決断に満足しており、キャリアにおける次の章を楽しみにしているのであれば、私は彼のことを嬉しく思う」

■アントニオ・コンテ（チェルシー監督／『Sky Sports』より）
「彼のキャリアは大きな賛辞に値する。同じクラブでこれほど長く続ける監督は、今後なかなかお目にかかれないだろう。サー・アレックス・ファーガソンとヴェンゲルは本当にサッカーにおける良い歴史だった。こういったことをまた目にするのは非常に難しいだろう」
 

■ペア・メルテザッカー（アーセナルDF／ツイッターより）
「ボス、あなたが僕のキャリアにどれだけ影響を及ぼしたかを伝えたのは、つい最近のことだ。最高のリーダーかつキャプテンのあり方を教えてくれた。僕らガナーズにとっては感傷的な日となった。あなたはクラブにすべてを与えた。あなたの旅の一員だったことを誇りに思う。アーセン、あなたに最大の感謝を。メルシー」

■ジャック・ウィルシャー（アーセナルMF／ツイッターより）
「16歳の僕にチャンスをくれ、信じられないほどに信頼し、僕のことを考えてくれた。つねに紳士で、キャリアにおける辛い時期でも父親のようだった。多くの人が信じてくれなくても、つねに僕を信じてくれた。ボス、すべてに感謝しています！」

■エクトル・ベジェリン（アーセナルDF／ツイッターより）
「個人的に悲しい日となった。僕はこの人に恩がある。僕を信頼してくれ、進化する舞台を与えてくれた人だ。すべての思い出とトロフィーに感謝しています、ボス」

■トニー・アダムス（元アーセナルDF／インスタグラムより）
「アーセン、すべてに感謝している。アーセナル史上最高の監督だ」

■デイビッド・シーマン（元アーセナルGK／ツイッターより）
「アーセナルにとって悲しい日となった。彼にふさわしい見送りと敬意を示すことができるだろうか」

■ロビン・ファン・ペルシ（元アーセナルFW／ツイッターより）
「ずっと信頼してくれてありがとう。あなたは非常に特別な人であり、歴代最高の指揮官のひとりであるのは間違いない。ずっとサッカー界の父親だと思っていく。あなたの指導で、選手としても人としても成長する機会を得られた。永遠にそのことに感謝していくし、あなたの今後の人生が最高のものとなるように願っている」

■セスク・ファブレガス（チェルシーMF／インスタグラムより）
「ワォ、まったく予想外だった。でも、彼の威厳と品格を示しているね。彼の指導とサポートを決して忘れない。最初から僕を信頼してくれた。大きな恩がある。僕を最善の方法で後押ししてくれる父親のような存在だった」