マンUが“切り札”の決勝弾でチェルシーに逆転勝利! “絶縁関係”の両監督は?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月26日

序盤はチェルシーペースで進んだビッグマッチ。

決勝弾を決めたリンガード。モウリーニョの期待に見事に応える一撃だった。 (C) Getty Images

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 2月25日(現地時間)、プレミアリーグ28節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがオールドトラフォードで激突した。
 
 熾烈なトップ4争いを繰り広げる両者の対戦は、アウェーチームが開始早々にビッグチャンスを作る。4分、M・アロンソのダイレクトでの折り返しにボックス内でモラタが合わせたシュートは惜しくもクロスバーを直撃。さらにこぼれ球を拾ったアザールが強襲するもこちらは相手守護神のデ・ヘアにかき出された。

 
 立ち上がりの主導権を握られたマンチェスター・Uは、ポグバを起点に打開策を模索するも、チェルシーの素早いプレスを打ち崩せずに停滞する時間帯が続いた。
 その後、やや攻勢を強めたマンチェスター・Uに対し、守勢に回って速攻の機会を伺うチェルシーという構図で進行した試合は30分過ぎから動き出す。先手を取ったのは後者だった。
 
 32分、自陣ゴール前でボールを持ったウィリアンがハーフウェーライン付近までボールを持ち運び、敵陣へと走り込むアザールへと繋ぐと、相手ゴール前へと猛然と駆け込んだブラジル代表MFはリターンパスを受け、最後は名手デ・ヘアのニアサイドを射抜いた。
 
 狙われていた形から失点を喫したマンチェスター・Uだったが、その5分後に今度はFW陣の連携から相手の守備ブロックをこじ開ける。バイタルエリアでボールを持ったサンチェスがボックス内へ楔のパスを通し、これをマルシアルが落とし、最後はルカクが冷静にゴールへと流し込んだのだ。
 
 互いに得意のゴールパターンから得点を奪い合って前半は1-1で終了。そして迎えた後半も立ち上がりの流れを掴んだのはチェルシーだった。
 
 ポゼッションこそ相手に譲ったものの、チェルシーは隙を与えない手堅い守備から“必殺”の速攻でホームチームよりも多くのチャンスを創出した。
 
 その後も試合はチェルシーペースで進んだため、マンチェスター・Uは64分にマルシアルに代えてリンガードを投入。すると、このモウリーニョ監督の切り札が大役を果たす。75分、右サイドに流れたルカクのクロスボールに飛び込んだリンガードがヘディングでゴールネットを揺らしたのだ。
 
 逆転ゴールを奪った直後、マンチェスター・Uはサンチェスを下げてCBのエリック・バイリーを投入。布陣も5バックに変更して逃げ切りを図った。
 
 これに対してチェルシーはモーゼスに代えてジルー、ドリンクウォーターを下げてセスクと、矢継ぎ早に攻撃的なカードを切ったが、単調な攻めに終始して相手の分厚い堅牢を打ち破ることはできなかった。
 
 結局、試合はリンガードのゴールが決勝点となり、2-1で終了。マンチェスター・Uが逆転でチェルシーとのビッグマッチを制した。ちなみに試合後、舌戦を繰り広げ、“絶縁関係”にあったモウリーニョとコンテの両指揮官はガッチリと握手を交わし、ピッチを後にした。
 
 
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