• トップ
  • ニュース一覧
  • バルサ相手に互角の戦いを見せたエイバル、フル出場の乾も「いいサッカーは見せられた」と胸を張る

バルサ相手に互角の戦いを見せたエイバル、フル出場の乾も「いいサッカーは見せられた」と胸を張る

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月18日

オレジャーナの退場がなければ、あるいは…。

バルサにも劣らぬ良質なサッカーで数多くのチャンスを築いたエイバル。あと少しフィニッシュの精度が高ければ、まったく異なる結果になっていた可能性も。(C)Getty Images

画像を見る

 現地時間2月17日に実施されたリーガ・エスパニョーラ24節、エイバル対バルセロナの一戦は2-0でアウェーのバルサが勝利。チームは敗れたものの、日本代表の乾貴士はフル出場を果たす中で、数多くの見せ場を作った。

 ピッチの主役は、完全にエイバルの選手たちだった。序盤から両サイドバックが高めの位置を取るアグレッシブな姿勢をキープし、今シーズンここまで圧倒的な強さを見せているバルサに対し、まったく臆することなく堂々たるプレーを見せた。

 乾、ジョアン・ジョルダン、ホセ・アンヘルらによる大胆かつ緻密な崩しでバルサの右サイドを攻略し、そこから逆サイドのファビアン・オレジャーナへの大きな展開で、揺さぶりをかける。オレジャーナにあと少しの決定力があれば、前半だけで2点、いや3点は奪っていてもおかしくなかった。

 前半のボールポゼッションは、エイバルが53%でバルサが47%。シュートの本数も7対4でエイバルが上回ったが、これらの数字は意外でもなんでもなく、まさしく印象通りのそれだった。「エイバル! エイバル!」の大合唱に後押しされたホームチームは、昨年9月にカンプ・ノウで大量6失点を食らったチームでは、もはやなかった。

 後半突入後も自分たちがいまできるベストのプレーを惜しみなく披露しつづけたエイバル。その中で乾の貢献も大きく、56分にはオレジャーナのクロスから決定的なシュートを放ち、79分には鮮やかなドリブルでペナルティーエリアに進入。惜しい一撃を見舞っている。

 リオネル・メッシとルイス・スアレスの巧みなコンビプレーにより、16分という早い時間帯に1点を失っていたとはいえ、エイバルにとってポジティブな出来事が起こりそうな予感は、1試合を通じてつねにあった。

 だからこそ、66分にオレジャーナが2枚目のイエローで退場したのは痛恨だった。勝負事に「たら・れば」は禁物だが、もし1月に加入したこのチリ代表のアタッカーが、レフェリーへの不要な抗議でピッチを去っていなければ、この試合ふたつ目のゴールは、バルサではなくエイバル側にもたらされていたかもしれない。

 バルサ相手に互角以上の戦いを見せたエイバルの挑戦は、88分のジョルディ・アルバの右足でのゴールによって終焉を迎えたが、試合後のピッチインタビューで乾が「エイバルらしい、いいサッカーは見せられた」と胸を張ったように、エイバルはクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得という目標に向け、大きな可能性を示せたと言えるだろう。
【関連記事】
強烈な一撃! 宇佐美貴史、15試合ぶりのゴールでデュッセルドルフを敗戦から救う
大迫、16試合ぶりのゴールも勝利には結び付かず…終了間際の劇的勝ち越しはVARで無効に
グアルディオラ監督時代のバルサと現在のバルサ、どっちが強い? 地元紙のアンケートは…
レアル・マドリー好きの“ハビ”フェルナンデス! 五輪で初のメダル獲得にリーガ公式も歓喜&祝福!
中島翔哉、見事なスルーパスで決勝アシスト&ダメ押しゴールの大活躍! 今季通算9点目!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ