【日本代表】酒井宏、長友離脱で緊急事態のSB。“右は長谷部”という選択肢も?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年10月08日

オーストラリアの高さ対策を最優先するなら…。

フランクフルトでは右SBでのプレー経験もある長谷部。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 累積警告で出場停止の酒井宏樹に続き、7日の練習で負傷した長友が途中離脱。ふたりに代わる選手の追加招集はない、となると、オーストラリア戦の注目ポイントのひとつが「SBのスタメンが誰になるか」だ。

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 オーストラリアの高さ対策を最優先するなら、右に酒井高徳、左に槙野という可能性が高い。槙野は6月に行なわれたキリンカップのボスニア・ヘルツェゴビナ戦で途中出場ながら左SBで使われているが、浦和では3バックの一角を担っており「SB」という印象はもはや強くない。
 
 スペシャリストという点からすれば、左SBの本命は太田になる。ただ、代表経験の浅さは気になるところ。FC東京では左SBでプレーした時期もあった丸山もここまで代表キャップゼロと、さすがにアウェーのオーストラリア戦で起用されることはないだろう。
 
 選択肢のひとつとしては、右SB・長谷部も考えられる。所属先のフランクフルトではそこで使われ、チームの勝利に貢献した実績があるからだ。とはいえ、クラブはクラブ、代表は代表。さすがにハリル政権下で「不動のボランチ」と言える長谷部が、このタイミングでボランチにコンバートされるのは現実的ではない。ちなみに、同じドイツ組では原口がワールドカップのアジア2次予選で右SBに起用されたことがある。
 
 いずれにしても、酒井宏と長友が戦線離脱したことで「代役は間違いなくこの選手!」と浮かび上がってこないところからも、ハリルジャパンの厳しい現状が窺える。果たして、ハリルホジッチ監督は、この緊急事態をどんな策で乗り切るのだろうか。

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。

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