【日本代表】小林悠の体感証言。「地鳴りのようだった」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年10月07日

「5万何千人が一気に叫ぶと、ああなるんだなと」

81分から途中出場した小林は、この日はシュート0本。それでも「メンタルコントロールはできていた」と手応えを口にした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉

 10月6日、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選の第3節でイラクと対戦した日本は2-1で勝利を収めた。
 
 1-1で迎えた後半アディショナルタイム。FKの流れから山口蛍が豪快なボレーシュートを突き刺した。
 
この日、埼玉スタジアムに来ていた観客は、誰もが引き分けを覚悟しただろう。それだけに、山口のゴールが決まった直後の盛り上がり方は尋常ではなかった。


 81分から途中出場していた小林悠は、「地鳴りのようだった。今まで感じたことがなかったですね。(等々力とは)やっぱり迫力が違った。5万何千人が一気に叫ぶと、ああなるんだなと思って、ビックリしました」と歓喜の瞬間を振り返った。
 
 これまでリーグ戦で何度も劇的ゴールを決めてきた小林でさえ、今まで感じたことのない、異様な雰囲気をピッチ上で感じたという。
 
「今日は結果がすべてだと思いますし、チームみんなで最後まで声を切らさずに、諦めなかった結果、こうやって勝てたので、良かったと思います」
 
 チームの勝利を喜ぶ小林だが、自身は目立った働きができたとは言えない。ただ、途中出場でシュートチャンスを得られないなかでも、小さくない収穫があったようだ。
 
「自分が絶対決めるっていう気持ちを持って入りました。そこは今まで代表に来た時の遠慮してる自分じゃなくて、フロンターレでやっているようなメンタルでやれた。今日はチャンスが来なかったですけど、こういうメンタルでやることはすごく大事だと思います」
 
 ここまで代表では6試合に出場で無得点。持ち味を生かしきれずにいた小林も、メンタルコントロールができていたと手応えを語った。
 
「オーストラリア戦でまたチャンスがもらえたら、そういう時に自分がヒーローになれるように、またしっかり準備したい」
 
 次は自身のゴールで地鳴りを起こしてほしい。

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。

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