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【クラブW杯|採点&寸評(広島のみ)】粘り強さと総合力でオセアニア王者を撃破。サイドを支配した柏をMOMに

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェスト編集部

2015年12月10日

右サイドの柏は、ボールを持てばチャンスに結びつけた。

【警告】広島=千葉(43分) オークランド・シティ=キム・テウク(55分)、ダレン・ホワイト(79分)
【退場】なし
【Man of The Match】柏 好文(広島)

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【チーム採点・寸評】
広島 6
シーズンの疲労の影響か、相次いで怪我に見舞われる満身創痍の状態。だが、そこはリーグ優勝を果たした粘り強さと総合力でなんとか乗り切り、3年ぶりの大会を白星スタートで飾った。

【クラブW杯|マッチレポート】広島 2-0 オークランド・シティ

【PHOTOハイライト】広島 2-0 オークランド・シティ

【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
開始直後にバックパスの蹴り出しが甘くなり、ヒヤリとする場面も。それでも、その後は熱いコーチングと冷静な判断でクリーンシートを達成した。

DF
4 水本裕貴 6.5
11月7日に左眼窩底骨折以降、初の公式戦先発。的確にポジションを埋め、1対1の守備もソツがなかった。後半にカウンターを繰り出した際には、一気に相手ゴール前まで駆け上がって好機を迎えたが、シュートまで持ち込めず。

5 千葉和彦 6
43分に相手の中央突破を阻止するタックルで警告を受ける。後半は押し込まれる時間が続き、最終ラインも押し下げられたが、冷静に指示を出して統率し、無失点で試合を終えた。

33 塩谷 司 6
ボールを奪われてピンチを招く場面も。42分には機を見てゴール前に上がり、フリーでヘディングを放つがGK正面。70分、角度のない場所から強引にシュートを放ち、追加点を決めた。

MF
6 青山敏弘 6.5
相手CBへのプレスを常に怠らず、縦パスを一本も打たせなかった。インターセプトや前線にボールを持ち運んで攻撃のスイッチを入れる役目をこなしつつ、丸谷が戻り切れそうにない時には敏感に察知して全力でカバー。小さな献身的なプレーの積み重ねで、大きな勝利に貢献した。

28 丸谷拓也 5.5
最終ラインの前でどっしり構えて、2列目の選手の危険エリアへの侵入を未然に防いだ。相手エースの17番に厳しいチャージを見舞うなど気迫を見せた一方、雨の影響があったとはいえ、サイドチェンジのキック精度を欠くなど攻撃の起点役としてはやや物足りなかった。

18 柏 好文 6.5
ボールを持てばオークランド・シティの左SB岩田を手玉に取って抜き去り、必ずと言っていいほどチャンスに結び付けた。42分には完璧に崩して塩谷のヘディングシュートによる決定機を演出。冷え込む12月の夜、燃えるような熱いプレーを見せ続けた。

27 清水航平 6(65分OUT )
逆サイドの柏からの崩しが中心となり、対峙する16番の攻撃参加を抑え込みながら、機を見て前線に駆け上がった。1点リードしてからは、より守備重視にシフト。60分過ぎにピッチに倒れ込んで足首を痛め、佐々木と交代した。

24 野津田岳人 ―(14分OUT)
11月の天皇杯4回戦以来の公式戦。7分にミドルレンジからチームのファーストシュートを放つと、9分には再び左足を振り抜き、先制点のきっかけを作った。気迫が漲っていただけに、右膝を痛めてわずか14分でピッチを去ったのは悔やまれる。

29 浅野拓磨 5.5
主戦場とする1トップではなく、シャドーで出場。相手がファウル覚悟で止めに来たこともあり、自慢のスピードを披露できたのはごくわずかで、シュート1本に終わった。

FW
22 皆川佑介 6
こぼれ球に素早く反応して先制弾。先発起用に公式戦4試合連続弾で応えたものの、その後は27分、31分に迎えたGKとの1対1は仕留め切れず。フィニッシュ精度には課題を残した。

交代出場
MF
30 柴﨑晃誠 6(14分IN→52分OUT)
野津田の負傷交代で急遽ピッチへ。アップなしでの出番だったがスムーズに試合に入り、前後のバランスを見極めて陣形をコンパクトに保った。しかし、後半早々に相手選手と交錯して左膝を痛め、交代を余儀なくされた。

FW
9 ドウグラス 6(53分IN)
野津田、柴﨑と故障者が続き、出番が早まる。連係を交えながら、78分には右サイドからのクロスに豪快なダイビングヘッド、83分にはドリブル突破からのミドルで会場を沸かせた。

DF
19 佐々木翔 6(65分IN)
久々のウイングバックでの出場。守備ではフィジカルの強さを武器に相手を撥ね返し、カウンター時には自らも攻撃参加した。ソツなく、プレーに安定感があった。
 
監督
森保 一 6
野津田に始まり、柴﨑、清水と次々に負傷。ゲームプランとは異なる交代を余儀なくされたが、シーズン中に築いてきたベースを活かし、なんとか凌ぎ切った。

取材・文:塚越 始・大木 勇・小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 

GKがファンブルしたボールに抜け目なく詰めた皆川(中央)。指揮官のスタメン起用に、先制点で応えた。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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