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【J1採点&寸評】浦和×湘南|浦和が盤石の逃げ切り勝ち。指揮官は「結果がすべて」と評価

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年08月16日

MOMの槙野は決勝点を挙げたほか、湘南の速攻にも上手く対応。

【警告】浦和=那須(56分)、関根(72分) 湘南=A・バイア(40分)
【退場】浦和=なし、湘南=なし
【MAN OF THE MATCH】槙野智章(浦和)

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【試合内容】
 立ち上がりから、両チームともに特長を出し合ってゴールに迫る。湘南が高い位置からプレスをかけて何度かシュートまで持ち込む一方、浦和もそれをいなして柏木と前線の個のテクニックを連動させてチャンスを作った。
 
 迎えた59分、柏木のスペースを突いたキックから興梠を経由し、関根がクロスを放つ。このボールをゴール前に詰めていた槙野が下がりながら右足で合わせ、先制点を奪う。
 
 その後、湘南が反撃に出るものの、浦和もカウンターで応酬。「球際で勝ったチームが、ゴール前まで行ってチャンスを作る。面白いゲームになったのではないか」(曺監督)という、スリリングな展開に。
 
 それでも終盤は浦和が盤石の試合運びを見せて逃げ切り勝利。「今日は結果がすべて。内容は決して良くなかったが、勝つことを目的に、それを遂行できた」とペトロヴィッチ監督は評価した。
 
 時間が経つごとに涼しくなったものの、“走り”にこだわりを持つ両チームだけに、できれば夏場の連戦ではなく、もう少しコンディションの整っている時(充実している時)に見たかった一戦でもあった。
 
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
前節の新潟戦で活躍したズラタンと高木を外し、東アジアカップ帰りの興梠と武藤が先発に復帰。序盤は一進一退だったが、徐々に主導権を掌握した。苦しい時間帯を凌ぎ、しっかり完封勝利――これで勢いがつきそうだ。

湘南    
浦和に真っ向から挑み、菊地俊のバーを叩くシュートや高山の一撃など決定機を作るものの、ゴールを割れず。両チームともに選手を入れ替えた試合終盤には、なかなかチャンスを作れなかった。
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
両サイドに振るキックの精度が高かった。48分には高山の決定的なシュートを止めた。
 
DF
4 那須大亮 6
身体を張ってシュートをブロックするなど、前を向いた守備が効いていた。
 
5 槙野智章 7
守備に軸足を置きつつ、機を見て前線に加わる。59分、下がりながらの難しい体勢から右足で決勝点をねじ込む。その後、湘南の速攻への対応も良かった。
 
46 森脇良太 6
関根をしっかりフォローし、上手くギャップを突いた。相手の攻撃にも冷静に最後まで対応。
 
MF
3 宇賀神友弥 6
対峙した古林に走り勝つ。運動量で負けないという気迫が伝わってきた。自ら申告して途中交代。
 
8 柏木陽介 6
FKから惜しいチャンスを作る。パスの選択ミスもあったが、正確なキックで先制点の起点になった。

 22 阿部勇樹 6
新潟戦で負った額の傷の影響を感じさせず、逆襲を受けそうな時に絶妙なポジショニングでピンチの芽を摘んだ。
 
24 関根貴大 6.5
この日、浦和のなかでビッグチャンスを生み出す気配を最も漂わせていた選手。裏のスペースを何度も突き、その繰り返しから先制ゴールをもたらした。

19 武藤雄樹 6
代表キャップを刻み、明らかに彼のなにかが変わった。ノーゴールに終わったものの、興梠へ決定的な縦パスを通すなど、ゴール前のチャンスにほぼ必ず絡んだ。ただ、終盤足が止まった。
 
7 梅崎 司 6
チームに勢いを与えるアグレッシブなアタックを展開。ただラストのクロスやパスの精度を欠いた。
 
FW
30 興梠慎三 5.5
A・バイアのマークに苦しんだものの、ボールを持てば必ず起点になった。68分と早い時間帯で交代に。
 
交代出場
FW
21 ズラタン 6
高い位置取りをしたい湘南の最終ラインを、ひとりで下げさせた。決定的なシュートは、決め切りたかった。
 
MF
13 青木拓矢 -
最終ラインの前のスペースを埋めながら、上手くパスを散らした。
 
FW
20 李 忠成 - 
CFのポジションに入り、相手とのマッチアップで優位に立つ。最前線で時間を作った。

監督
ペトロヴィッチ 6
勝点3をしっかり掴む。攻撃を分厚くして相手のプレスを弱める交代策が上手くハマった。

守備に軸足を置きつつ、機を見て前線に加わった槙野。浦和を再び年間1位に押し上げる、貴重な決勝点をマーク。写真:徳原隆元

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