J１リーグ　２ndステージ・３節
アルビレックス新潟－サガン鳥栖
７月19日（日）／19:00／デンカビッグスワンスタジアム
 
アルビレックス新潟
２ndステージ成績（２節終了時）：17位　勝点０　０勝０分２敗　３得点・６失点
年間成績（19試合終了時）：18位　勝点14　３勝５分11敗　23得点・39失点
 
【最新チーム事情】
●FC東京戦後のトレーニングは回復を最優先。
●R・シルバが肉離れの治療でブラジルに帰国。
●新加入のイム・ユファンがトレーニングに合流。
 
【担当記者の視点】
　前節・FC東京戦は試合終了間際にPKで１点を返したものの、１-３で完敗を喫した。第２ステージは連敗スタートとなり、年間順位も18位に逆戻りしてしまった。
 
　FC東京戦はロングボールに対してプレスが空転。さらにマークに付き切れない、ボールが入ったところに厳しく行けない、セットプレーの守備が脆い、とこれまでの悪いところを凝縮したような失点の連続で、前々節の鹿島戦で得た手応えが霧消しかねない状況だ。
 
　連戦中とあって、トレーニングも回復を最優先する内容に。時間的にも戦術の修正は難しく、FC東京以上にロングボールを徹底する鳥栖を相手に、どこまで前への圧力を見せられるかが鍵を握る。
 
　ここまでチーム最多となる７得点のR・シルバが、右ハムストリングスの負傷で一時帰国したが、大打撃とまではいかないだろう。筋肉系のトラブルで離脱しがちで、そもそも稼働率が悪かったからだ。指宿、山崎の２トップを軸に攻撃を熟成させていくほうが合理的だ。
 
 
サガン鳥栖
２ndステージ成績（２節終了時）：４位　勝点２　１勝１分０敗　４得点・３失点
年間成績（19試合終了時）：11位　勝点24　６勝６分７敗　26得点・35失点
 
【最新チーム事情】                 
●１勝１分と第２ステージの出足はまずまず。
●GKの林が右大腿内転筋筋損傷で全治４週間。
●前節で鎌田がリーグ戦初のフル出場。
 
【担当記者の視点】
　第２ステージの２試合で勝点４を獲得。７月だけで７試合が組まれる厳しい日程のなか、スタートは上々だ。ただし、守護神の林が右大腿内転筋筋損傷と診断され戦列を離れるといった悪いニュースもあり、不安の残る守備陣にとってさらなる痛手と言えよう。
 
　今季はすでに７試合に出場している赤星が代役を務めるが、｢いつでも出場する準備はできている｣と決意を新たにする背番号１に期待したい。
 
　一方の攻撃陣では、サイドアタッカー陣が好調で、“豊田依存”からの脱却が進んでいる。その中心にいるのが、弱冠18歳の鎌田だ。森下監督の標榜する「縦への速い攻撃」だけでなく、鎌田のキープ力により高い位置でタメを作れるため、人数をかけた攻撃パターンができ始めている。