J１リーグ２ndステージ・３節
FC東京-モンテディオ山形
７月19日（日）／19:00／味の素スタジアム
 
FC東京
２ndステージ成績（２節終了時）：10位タイ　勝点３　１勝０分１敗　３得点・３失点
年間成績（19試合終了時）：３位　勝点38　12勝２分５敗　27得点・21失点
 
【最新チーム事情】
●中３日での連戦となるが、メンバーに大きな変化はなさそう。
●前節の新潟戦で左足に筋肉系の違和感を訴えて途中交代した東の出場は五分五分。欠場する場合は、左サイドに米本を回して、右に三田もしくは羽生を起用するか。
●N・バーンズとサンダサはしばらく途中出場か。
 
【担当記者の視点】
　多摩川クラシコでの完敗を、続く２節の新潟戦で払拭。山形戦でも気合いの込もった戦いを期待したい。注目は、前田と石川の２トップだろう。「よっち（武藤の愛称）の穴を埋めるというよりも、新しい形を確立したい」と話す石川が、同じアテネ世代の前田とどう絡むかは見物だ。
 
　新潟戦で頻繁に見られた２～３列目の飛び出しも、ゴールを奪ううえでは重要だ。最前線の前田がタメを作り後方から攻め上がる時間を確保できれば、カウンターとはまた違った「新しい形」を披露できるはずだ。
 
　今季のリーグ戦で早くも10アシストに到達した太田のパフォーマンスも見どころのひとつ。前回の山形戦ではFKから決勝点を奪っているだけに、味スタでも強烈な一撃を叩き込みたい。
 
　格下相手にここで躓くようだと、チームのモチベーションが下がる恐れもある。第１ステージの“貯金”（２位）を無駄にしないためにも、油断せず手堅く勝点３を手にしたい。
 
モンテディオ山形
２ndステージ成績（２節終了時）：12位　勝点２　０勝２分０敗　１得点・１失点
年間成績（19試合終了時）：15位　勝点16　３勝７分９敗　15得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●浦和戦と同じく守備的な３-５-１-１システムで臨む。
●山形にとって、J１通算100ゴールまであと「１」。
●FC東京U-18出身の宮阪は、味スタへの“凱旋試合”に燃えている。
 
【担当記者の視点】
　前節は強豪・浦和とスコアレスドロー。決定的なチャンスを決め切れなかったが、６試合ぶりの完封と守備面で収穫を得た。
 
　押し込まれる展開が予想されるFC東京戦も、前節と同じ３－５－１－１システムが採用される見込みで、３ボランチ＆３バックの出来がポイントのひとつになる。浦和と違う４バックの相手にどう対応するかが見物だ。
 
　味スタでの一戦にひと際燃えているのが、ボランチで先発予定の宮阪だろう。ユース時代にお世話になったFC東京はいわば古巣。目に見える結果で“恩返し”したい。
 
　第２ステージではここまで粘り強い守備が勝点につながっているだけに、先制されても焦らないスタンスが鍵になるだろう。格上揃いのJ１で残留を目指すうえではやはり負けないことが重要だ。