マンツーマン気味の守備が機能
2025年11月1日に開催されたルヴァンカップ決勝。リーグ戦での勢いではサンフレッチェ広島よりも柏レイソルが上で、それで後者が優位と見る向きもある。ただ、一発勝負は何が起こるか分からない。そんな心境で、記者席から試合を眺めていた。
双方とも3−4−2−1システムで臨んだ一戦でより自然体で立ち上がりから戦えていたのは広島のように映った。前線からのプレスで柏のミスを誘い、敵エリア付近までボールを持ち込む。そうした流れでチャンスを作りそうな雰囲気があった。
しかし、柏は慌ててなかった。左ウイングバックの小屋松知哉、シャドーの小泉佳穂を軸にカウンターを仕掛け、広島から徐々にリズムを奪っていく。15分を回る頃には拮抗した状態になり、どちらに流れが傾いてもおかしくない展開になった。
1対1の局面で若干上回る広島が比較的ボールを握るが、だからといって試合を優位に進めていたわけではない。効果的な縦パスで揺さぶりをかけるなど柏も特色を出しており、互角に近いゲームになりそうな気配があった。
双方とも3−4−2−1システムで臨んだ一戦でより自然体で立ち上がりから戦えていたのは広島のように映った。前線からのプレスで柏のミスを誘い、敵エリア付近までボールを持ち込む。そうした流れでチャンスを作りそうな雰囲気があった。
しかし、柏は慌ててなかった。左ウイングバックの小屋松知哉、シャドーの小泉佳穂を軸にカウンターを仕掛け、広島から徐々にリズムを奪っていく。15分を回る頃には拮抗した状態になり、どちらに流れが傾いてもおかしくない展開になった。
1対1の局面で若干上回る広島が比較的ボールを握るが、だからといって試合を優位に進めていたわけではない。効果的な縦パスで揺さぶりをかけるなど柏も特色を出しており、互角に近いゲームになりそうな気配があった。
そんな中でターニングポイントになったのがセットプレーだ。25分、広島は中野就斗のロングスローに合わせた荒木隼人のヘディングシュートで先制すると、38分に東俊希の芸術的なFK弾で2−0とリード。さらに前半アディショナルタイム(45+2分)には再び中野就斗のロングスローからのジャーメイン良のゴールで3−0に。柏にとっては“ロングスローの恐怖”を味わう試合になった。
先制後の広島は非常に上手く守った。危険な位置で安易にファウルをせず、マンツーマン気味の対応で柏の動きを封じる。印象的だったのは敵ボランチを自由にさせなかった田中聡と、前半途中から小屋松をそれなりに消したジャーメインの献身的なプレーだ。なかでもシャドーながらも自陣深い位置まで下がってこなすジャーメインの守備はかなり効いていた。
セットプレーで流れを掴んだ広島がマンツーマン気味のディフェンスで柏の攻撃を抑えるなど、前半途中から試合をほぼ支配。後半に1点を返されて3-1となったが、広島にとっては”してやったり”のゲームだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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